医学部のある大学一覧
近畿
国公立大学
近畿の「国公立大学」の情報を掲載しています。(2020年8月31日掲載)
- ※各大学の情報は2020年度大学パンフレット、入試要項、ホームページ等を参考に作成しました。
- ※河合塾 医進塾の各大学の掲載内容は変更される可能性がありますので、志望校決定や出願にあたっては、各大学の募集要項・ホームページ等で最新の情報を確認してください。
- ※設置キャンパス、所在地(郵便番号、住所)は各大学のパンフレット、ホームページを参考に作成しています。
- ※医学科HPは、基本的に医学科ホームページのURLを記載していますが、医学科ホームページがない場合には、学部・大学ホームページのURLを記載しています。
- ※特色、附置研究所は、大学パンフレット、ホームページ等を参考に作成しました。
国公立大学
滋賀医科大学
- 住所
- 〒520-2192
滋賀県大津市瀬田月輪町
- 特色
-
1974年(昭和49年)に開学。
アウトカム基盤型教育を実施しており、学生が卒業時までに身につけておくべき能力を7つの大項目として定めている。
1年では、さまざまな一般教養科目を履修するとともに、医学概論、早期体験学習などで医療や福祉の実践活動に触れる。
患者の自宅を継続的に訪問する全人的医療体験学習は、患者をとりまく状況を幅広く捉えるケアについて、新入生の時期から学ぶ機会となっている。2年では地域医療の現場を体験するとともに、基礎医学の各分野を講義・実習を通して広く学び、後期からは解剖実習が始まる。
3年7~9月に実施される160時間におよぶ研究室配属では、一学年の3分の1程度の学生が海外で研修を行っている。
3年後期からは臨床医学の各分野を、臓器別に基礎医学・社会医学・臨床医学の講座を垂直に統合した講義で学ぶ。4年後期から6年の臨床実習はクリニカルクラークシップ形式で、附属病院のほか、東近江総合医療センターやJCHO滋賀病院でも行われる。
- 附置研究所
- 【学内共同教育研究施設】
アジア疫学研究センター、医療人育成教育研究センター、神経難病研究センター、動物生命科学研究センター
京都大学
- 設置キャンパス
- 吉田キャンパス
- 住所
- 〒606-8501
京都府京都市左京区吉田近衛町
- 特色
-
1899年(明治32年)、京都帝国大学(1897年設置)に医科大学が開設され、京都帝国大学医学部などを経て、1951年京都大学医学部が発足した。
1年から2年では全学共通科目の履修が主体となり、並行して医療人の素養や研究マインドを育む授業が展開される。
2年次途中から基礎医学の学習が本格的になり、さまざまな面から生命科学の深淵に触れる。
臨床医学は主に3年後半から4年の授業で学ぶ。
4年秋学期のマイコース・プログラムでは、学生が学内の研究室や海外の大学・研究機関に配属されて自主的に研究活動に専念する。
5・6年では附属病院や学外の実習病院で臨床実習が行われ、最新の医療とその発展に貢献できる人材養成をめざした臨床教育が行われる。
基礎医学研究者の育成として、1年次全員を対象にカリキュラムに組み込まれたプライマリーコース、選抜された20名程度を対象としたアドバンスドコース、医学研究者を目標とする学生のためのMD-PhDコースなどが用意されている。
- 附置研究所
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【共同利用・共同研究拠点】
ウイルス・再生医科学研究所(研究所附属施設:感染症モデル研究センター)【附置研究所】
iPS細胞研究所【医学研究科附属施設】
ゲノム医学センター、先天異常標本解析センター、総合解剖センター、脳機能総合研究センター
大阪大学
- 設置キャンパス
- 吹田キャンパス
- 住所
- 〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
- 特色
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1838年(天保9年)に緒方洪庵が開いた適塾が源流。その後、大阪帝国大学などを経て、1949年大阪大学医学部となる。
最初の1年半は他学部の学生とともに豊中キャンパスで全学共通教育科目を学ぶほか、1年前期の医学序説では世界的な研究者や臨床医から講義を受ける。
1年後期から生命科学分野の講義が始まり、2年後期からは吹田キャンパスに移って本格的な基礎医学の講義と実習が開始される。
また、1・2年では附属病院での早期臨床体験実習も導入されている。3年の基礎医学講座配属は全国に先駆けて導入されたカリキュラムで、希望する講座で3カ月間研究に専念する。3年後半からは臨床医学の講義が始まる。
5・6年では附属病院および京阪神地区の基幹病院で臨床実習を行う。
海外留学が積極的に推進され、2018年度には44名の5年生が海外での臨床実習に参加した。
研究者をめざす学生のためのMD研究者育成プログラムには、例年各学年10~15名程度の学生が参加している。
- 附置研究所
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【共同利用・共同研究拠点】
微生物病研究所(研究所附属施設:遺伝情報実験センター、感染症国際研究センター、感染動物実験施設、難治感染症対策研究センター)【医学系研究科附属施設】
最先端医療イノベーションセンター、ツインリサーチセンター、未来医療イメージングセンター【大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科】
子どものこころの分子統御機構研究センター【世界最先端研究機構】
免疫学フロンティア研究センター
神戸大学
- 設置キャンパス
- 楠キャンパス
- 住所
- 〒650-0017
兵庫県神戸市中央区楠町7-5-1
- 特色
-
1869年(明治2年)に開設された神戸病院医学伝習所が前身。以後、兵庫県立医学専門学校、兵庫県立医科大学などを経て、1964年神戸大学医学部となる。
1年では全学共通授業科目を鶴甲キャンパスで、医学序説や初期体験臨床実習などの転換教育科目を楠キャンパスで履修する。
2・3年の基礎医学教育においては、講義や実習を行うとともに問題解決型学習(PBL)を通じて課題解決能力を養う。
さらにアドバンストカリキュラムとして新医学研究コース(1年)や基礎配属実習(2年)が設けられ、生命科学の最先端研究を体験できる機会となっている。
3年後期から臨床医学教育を行い、4年では少人数グループでの症候別チュートリアル制度が導入されている。
4年1月から5年の臨床配属実習(BSL)で臨床現場を体験し、6年では個別計画実習として、関連病院での診療参加型実習を含む幅広い内容の実習を行い、アメリカ、シンガポール、タイ、台湾など、海外の病院で研修を行うことも可能である。
- 附置研究所
- 【医学研究科附属施設】
感染症センター
京都府立医科大学
- 設置キャンパス
- 河原町キャンパス
- 住所
- 〒602-8566
京都府京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465
- 特色
-
1872年(明治5年)粟田口青蓮院内に療病院を設けて診療と医学教育を開始したのが始まり。その後、京都府立医学専門学校を経て、1952年京都府立医科大学となる。
1年では主に下鴨キャンパスにおいて教養教育を履修。教養教育では京都工芸繊維大学および京都府立大学との共同化科目も提供されている。また早期体験実習としてさまざまな医療・福祉施設の見学を行う。
2年から3年にかけては、基礎医学、社会医学、臨床医学の講義・実習が順次実施される。
4年6月には6週間の研究配属があり、基礎・社会医学系の各研究室で基礎研究を体験する。
4年3学期から臨床実習が始まり、附属病院のすべての診療科や検査部門をローテートするほか、看護学科と合同の地域医療実習も行われる。後半の実習は主として教育関連病院で行われる。国際交流として、米国オクラホマ大学や英国リーズ大学・エディンバラ大学での臨床実習や、研究配属の期間を利用した海外研究室への派遣も行われている。
- 附置研究所
- 脳・血管系老化研究センター
大阪市立大学
- 設置キャンパス
- 阿倍野キャンパス
- 住所
- 〒545-8585
大阪府大阪市阿倍野区旭町1-4-3
- 特色
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1944年(昭和19年)大阪市立医学専門学校として設立。大阪市立医科大学を経て、1955年大阪市立大学(1949年発足)に編入され、大阪市立大学医学部となる。
1年では主に杉本キャンパスで行われる全学共通科目を履修するほか、早期臨床実習や心肺蘇生法実習を行う。
基礎医学では人体の構造や病気の概念などを総合的・系統的に学び、さらに社会医学を学習する。3年の修業実習では、基礎・社会医学教室および研究室に配属されて3カ月間研究に取り組む。
3年から4年にかけて臨床医学の臓器別講義や臨床スターター実習を行い、4年終盤から附属病院において臨床実習が行われる。
6年では附属病院以外の教育関連病院での選択型実習が、前期6週間、後期6週間の2回実施される。
海外の施設で行うことも可能で、毎年数名の学生が参加している。
スキルスシミュレーションセンター(SSC)では、学生インストラクターによるAED講習会が好評で、毎年、他学部学生や近隣住民、高校生などが受講している。
- 附置研究所
- 【医学部附属施設】
刀根山結核研究所
奈良県立医科大学
- 住所
- 〒634-8521
奈良県橿原市四条町840
- 特色
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1945年(昭和20年)奈良県立医学専門学校として設立。1952年奈良県立医科大学となる。
1年では主に教養教育科目を履修し、看護学科との合同授業や、医療現場を体験する早期医療体験実習も実施される。
2年から基礎医学の学習を開始。2年3学期にはリサーチ・クラークシップ(研究室配属実習)が11週間行われ、海外の研究室への留学も可能となっている。
3年3学期から臨床医学の学習が始まる。
4年3学期から72週間の臨床実習に入り、各科を2週間ずつまわる。
5年3学期から6年2学期は4週間・8週間ずつの実習となる。
そのほか、2・3・5年ではTBL(Team Based Learning)が、3・6年では地域医療実習が行われる。
独自の6年一貫教育コースとして、5つのプログラムと2つのコース(地域基盤型医療教育コース、研究医養成コース)が用意されている。
国際交流としては、米国、英国、ドイツ、タイ、中国、ベトナムの大学と学術交流協定を締結している。
現在、新キャンパスへの移転計画が進行中である。
- 附置研究所
- MBT研究所
和歌山県立医科大学
- 設置キャンパス
- 紀三井寺キャンパス
- 住所
- 〒641-8509
和歌山県和歌山市紀三井寺811-1
- 特色
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1945年(昭和20年)和歌山県立医学専門学校として設置され、1955年和歌山県立医科大学が開校した。
1年では三葛キャンパスにおいて教養教育科目を中心に履修し、入学後の早い時期に医療の現場を体験するEarly Exposure(早期臨床体験実習)が実施される。
2・3年では基礎医学の領域を中心に学習。2年では保育園や福祉施設での実習が行われる。
3年では基礎配属として各研究室に配属され、興味のあるテーマを選んで実際の研究に触れる。
3年後半からは、臓器別に疾患をとらえた系統的講義と各科の特徴をふまえた講義により、臨床医学を総合的に学ぶ。4年後半からは臨床実習が行われ、少人数に分かれてStudent Doctorとして医療の現場を体験する。
6年前期には選択制臨床実習が行われる。
国際交流としては、3年の基礎配属や6年の臨床実習の際に、米国、チェコ、ポルトガル、中国、韓国、タイなどの学術交流協定校をはじめ、海外のさまざまな大学に学生が派遣されている。
- 附置研究所
- みらい医療推進センター
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