医学部のある大学一覧
九州・沖縄
国公立大学医学部
九州・沖縄の「国公立大学医学部」の情報を掲載しています。(2022年8月26日更新)
- ※各大学の情報は2022年度大学パンフレット、入試要項、ホームページ等を参考に作成しました。
- ※河合塾 医進塾の各大学の掲載内容は変更される可能性がありますので、志望校決定や出願にあたっては、各大学の募集要項・ホームページ等で最新の情報を確認してください。
- ※設置キャンパス、所在地(郵便番号、住所)は各大学のパンフレット、ホームページを参考に作成しています。
- ※医学科HPは、基本的に医学科ホームページのURLを記載していますが、医学科ホームページがない場合には、学部・大学ホームページのURLを記載しています。
- ※特色、附置研究所は、大学パンフレット、ホームページ等を参考に作成しました。
国公立大学医学部
九州大学
- 設置キャンパス
- 病院キャンパス
- 住所
- 〒812-8582
福岡県福岡市東区馬出3-1-1
- 特色
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1903(明治36)年に京都帝国大学福岡医科大学として開設され、九州帝国大学医科大学などを経て、1949年九州大学医学部となる。1年次は他学部の学生とともに伊都キャンパスで基幹教育科目を履修するほか、医療・介護施設において体験実習を行い、その後、医学の基盤となる生物学および人体の構造の概略を学ぶ。2年次からは病院キャンパスに移り、2・3年次に基礎医学を、3・4年次に臨床医学や社会医学を学ぶ。5・6年次の臨床実習では、主に大学病院の各臨床診療科に1~4週間配置されて実際に患者の診察に携わる。6年次には選択制の研究室配属や臨床実習があり、与えられたテーマの研究、あるいは選択した学内の診療科や学外・海外の病院でのさらに実践的な実習を4週間ずつ行う。早期に本格的な基礎医学研究を始めたい学生に向けて、MD-PhDコースが設けられている。
- 附置研究所
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生体防御医学研究所(研究所附属施設:システム免疫学統合研究センター、トランスオミクス医学研究センター)、胸部疾患研究施設、心臓血管研究施設、総合コホートセンター、脳神経病研究施設、ヒト疾患モデル研究センター、プレシジョンメディシン研究センター
佐賀大学
- 設置キャンパス
- 鍋島キャンパス
- 住所
- 〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5-1-1
- 特色
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1976(昭和51)年に佐賀医科大学として開学。2003年佐賀大学(1949年創設)と統合し、佐賀大学医学部となる。教養教育、基礎医学、臨床医学の実施時期を明確に区別せず、Phase(フェイズ)Ⅰ~Ⅴに分けて6年一貫教育を実施。PhaseⅠでは教養教育科目と専門基礎科目を履修する。1・2年次に開講される医療入門では、早期体験学習、医療面接のロールプレイ、地域の医療機関での施設実習などが行われる。1年次後期からのPhaseⅡでは基礎医学を学習。3年次からのPhaseⅢでは、PBL(問題基盤型学習)やCBL(症例基盤型講義)が大幅に導入されている。5年次からのPhaseⅣは臨床実習にあてられ、学生は医療チームの一員として診療に参加する。PhaseⅤの基礎系・臨床系選択科目は6年間の最後の仕上げとして位置付けられており、海外での短期臨床実習に参加するコースも含まれている。
- 附置研究所
- 先端医学研究推進支援センター、地域医療科学教育研究センター
長崎大学
- 設置キャンパス
- 坂本キャンパス
- 住所
- 〒852-8523
長崎県長崎市坂本1-12-4
- 特色
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1857(安政4)年、オランダ海軍の軍医ポンペ・ファン・メールデルフォルトが長崎奉行所西役所医学伝習所で医学伝習を行ったのが始まり。その後、長崎医学専門学校、長崎医科大学などを経て、1949年長崎大学医学部となる。1年次では文教キャンパスで教養教育を週3日、坂本キャンパスで医学教育を週2日行う。また、保健学科の学生とともに、大学病院や市内のリハビリテーション施設でチーム医療を体験する。3年次のリサーチセミナーでは、希望する研究室に2カ月間配属される。4・5年次では外来・病室での臨床実習のほか、1週間の離島実習が行われ、5・6年次では高次臨床実習が行われる。3年次のリサーチセミナーや6年次の高次臨床実習は海外の大学で実施することも可能である。研究に興味のある学生が、学部在学中から大学院の共通科目を先行して受講できるプログラムが設けられている。
- 附置研究所
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熱帯医学研究所(研究所附属施設:アジア・アフリカ感染症研究施設)、原爆後障害医療研究所(研究所附属施設:放射線・環境健康影響共同研究推進センター)、感染症共同研究拠点
熊本大学
- 設置キャンパス
- 本荘キャンパス
- 住所
- 〒860-8556
熊本県熊本市中央区本荘1-1-1
- 特色
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1756(宝暦6)年に肥後藩主細川重賢が創設した「再春館」が原点である。その後、私立熊本医学校、熊本医科大学などを経て、1949年熊本大学医学部となる。1年次では黒髪キャンパスで開講される教養教育のほか、医学概論や早期臨床体験実習、最新医学セミナーなどの専門基礎科目を履修。基礎医学の学習では、人体の構造や機能の正常と異常に関して系統的に学ぶ。3・4年次では臨床医学の診療分野全般について学び、4年次から臨床実習が開始される。5年次から6年次にかけては特別臨床実習(クリニカルクラークシップ)が1ターム3週間、合計13ターム行われ、さらに6年次ではクリニカルインターンシップとして希望の診療科に2ターム配属される。3年次の基礎研究を学ぶ授業の後も研究を続けたい学生のために、学部生時代に大学院の単位を取得できる「プレ柴三郎プログラム」が用意されている。
- 附置研究所
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発生医学研究所(研究所附属施設:臓器再建研究センター)、国際先端医学研究機構、ヒトレトロウイルス学共同研究センター
大分大学
- 設置キャンパス
- 挾間キャンパス
- 住所
- 〒879-5593
大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1
- 特色
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1976(昭和51)年に大分医科大学として設置され、2003年に大分大学(1949年設置)と統合し、大分大学医学部となる。1年次では導入教育科目、外国語科目、医学準備教育科目などを履修。2年次から専門基礎科目の履修が始まる。医学教育は、従来の分類をできる限り臓器別・機能別に統合したカリキュラムを実施し、卒業時に必要な能力が段階的に達成できるように構成されたアウトカム基盤型教育が導入されている。4年次前期には約3カ月の研究室配属が実施され、研究結果を学会形式で発表する。4年次後期からはクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)を採用した69週間の臨床実地修練を開始。地域医療実習や救急車同乗実習も実施される。国際的視野を持つ医療人育成のため、フィリピンのサン・ラザロ病院で熱帯地域の感染症の診断治療について学ぶ機会が設けられている。
- 附置研究所
- 先端分子イメージングセンター、地域医療学センター、臨床医工学センター
宮崎大学
- 設置キャンパス
- 清武キャンパス
- 住所
- 〒889-1692
宮崎県宮崎市清武町木原5200
- 特色
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1974(昭和49)年に設置された宮崎医科大学が前身であり、2003年に宮崎大学(1949年設置)と統合し、宮崎大学医学部となる。入学後は、すべての学生が履修する基礎教育科目で、幅広い教養や専門教育の基礎的知識などを獲得する。また、1・2年次では学内・学外で医療と介護の体験実習が行われる。専門基礎科目と基礎医学科目は1~4年次で開設される。3年次7月には研究室配属が行われ、3年次後期から臨床医学科目の履修が始まる。4年次後期から5年次前期のクリニカル・クラークシップⅠでは附属病院の各診療科をローテーションでまわり、5年次後期から6年次前期のクリニカル・クラークシップⅡでは、学内診療科および学外医療機関で少人数グループを重視した臨床参加型実習が行われる。研究室配属やクリニカル・クラークシップでは海外関連施設への学生派遣も行われている。
- 附置研究所
- フロンティア科学総合研究センター
鹿児島大学
- 設置キャンパス
- 桜ヶ丘キャンパス
- 住所
- 〒890-8544
鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
- 特色
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1869(明治2)年に英国人医師ウイリアム・ウイリスを鹿児島に招いて設立された西洋医学校が前身。1943年に県立鹿児島医学専門学校が設立され、県立鹿児島医科大学などを経て、1955年鹿児島大学医学部となる。1・2年次のPhase1では、共通教育科目、医学導入科目などで医学医療を学習する基盤形成を行う。3・4年次のPhase2では、臨床へ応用できる幅広い能力を育成する。また、Phase1および2では多職種連携を学ぶ機会も設けられている。5・6年次のPhase3では、大学病院や地域医療機関などで臨床実習が行われる。6年次に行われる離島・地域医療実習では、約4週間にわたって離島医療やプライマリケア、在宅医療などの現場を体験する。この実習は必修化されており、すべての学生が離島での実習を経験する大学は全国でも少なく、鹿児島県の地理的特性を活かした取り組みである。
- 附置研究所
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医用ミニブタ・先端医療開発研究センター、ヒトレトロウイルス学共同研究センター
琉球大学
- 設置キャンパス
- 上原キャンパス
- 住所
- 〒903-0215
沖縄県中頭郡西原町字上原207
- 特色
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1950(昭和25)年に開学し、医学部は1979年に設置された。島嶼環境における地域完結型医療の構築に努め、アジアを主とする諸外国・地域との学術交流を通じて国際医療に寄与することもめざす。1年次では共通教育科目と並行して専門教育も開始され、外来患者付添い実習や、保健学科と合同のシミュレーション演習などを行う。1年次後期から基礎医学を履修し、2年次後期からは臓器別・部位別の臨床講義が始まる。3年次では離島地域病院実習を行い、12月からは基礎教室を中心に医科学研究に取り組む。4年次11月頃から臨床実習に参加。前半は大学病院全診療科と県立中部病院の内科・外科にて2週間単位で行い、後半は選択科目として、プライマリ・ケアを重視した関連診療科、県内の協力病院や離島診療所などにて2~4週間単位で行う。希望者は選考を経て、4週間の短期海外実習に参加できる。
- 附置研究所
- 先端医学研究センター、再生医療研究センター
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