医学部のある大学一覧
九州・沖縄
国公立大学
九州・沖縄の「国公立大学」の情報を掲載しています。(2020年8月31日掲載)
- ※各大学の情報は2020年度大学パンフレット、入試要項、ホームページ等を参考に作成しました。
- ※河合塾 医進塾の各大学の掲載内容は変更される可能性がありますので、志望校決定や出願にあたっては、各大学の募集要項・ホームページ等で最新の情報を確認してください。
- ※設置キャンパス、所在地(郵便番号、住所)は各大学のパンフレット、ホームページを参考に作成しています。
- ※医学科HPは、基本的に医学科ホームページのURLを記載していますが、医学科ホームページがない場合には、学部・大学ホームページのURLを記載しています。
- ※特色、附置研究所は、大学パンフレット、ホームページ等を参考に作成しました。
国公立大学
九州大学
- 設置キャンパス
- 病院キャンパス
- 住所
- 〒812-8582
福岡県福岡市東区馬出3-1-1
- 特色
-
1903年(明治36年)京都帝国大学福岡医科大学として開設され、九州帝国大学医科大学などを経て、1949年九州大学医学部となる。
1年では他学部の学生とともに伊都キャンパスで基幹教育科目を履修するほか、病院や介護施設などにおいて体験実習を行い、その後、医学の基盤となる生物学および人体の構造の概略を学ぶ。
2年からは病院キャンパスに移り、解剖学、生理学、生化学などを履修し、さらに疾病基礎医学の講義と実習が始まる。
3年後期から4年前期にかけて臨床医学を学び、4年後期からは基本的な臨床技能を修得する実習や社会医学を履修する。
5・6年の臨床実習では、大学病院の各臨床診療科に1~4週間配置され、指導教員の指導のもとで実際に患者を診察して病気を学んでいく。
6年では選択制の研究室配属や臨床実習があり、与えられた研究テーマに沿って研究の実際を勉強するか、あるいは選択した学内の診療科や学外・海外の病院でさらに実践的な実習を4週間ずつ行う。
- 附置研究所
-
【共同利用・共同研究拠点】
生体防御医学研究所(研究所附属施設:システム免疫学統合研究センター、トランスオミクス医学研究センター)【医学研究院附属施設】
胸部疾患研究施設、心臓血管研究施設、総合コホートセンター、脳神経病研究施設、ヒト疾患モデル研究センター、プレシジョンメディシン研究センター【学内共同教育研究施設】
医療系統合教育研究センター
佐賀大学
- 設置キャンパス
- 鍋島キャンパス
- 住所
- 〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5-1-1
- 特色
-
1976年(昭和51年)佐賀医科大学として開学。2003年佐賀大学(1949年発足)と統合し、佐賀大学医学部となる。
教養教育、基礎医学、臨床医学の実施時期を明確に区別せず、Phase(フェイズ)Ⅰ~Ⅴに分けて6年一貫教育を実施。
PhaseⅠでは教養教育科目と専門基礎科目を履修する。
1・2年で開講される医療入門では、早期体験学習、医療面接のロールプレイ、ファーストエイド実習などが行われる。
1年後期から始まるPhaseⅡでは基礎医学を学習。
臨床医学を臓器別のカリキュラムで学ぶPhaseⅢでは、PBL(問題基盤型学習)やCBL(症例基盤型講義)が大幅に導入されている。
5年からのPhaseⅣは全体的に臨床実習にあてられ、学生はチームの一員として診療に参加する。
PhaseⅤは選択科目や特定プログラム教育科目などから成り、中でも6年前期の基礎系・臨床系選択科目は6年間の最後の仕上げとして位置づけられており、海外での短期臨床実習に参加するコースも含まれている。
- 附置研究所
- 【医学部附属施設】
先端医学研究推進支援センター、地域医療科学教育研究センター
長崎大学
- 設置キャンパス
- 坂本キャンパス
- 住所
- 〒852-8523
長崎県長崎市坂本1-12-4
- 特色
-
1857年(安政4年)オランダ海軍の軍医ポンペ・ファン・メールデルフォルトが長崎奉行所西役所医学伝習所で医学伝習をしたのが始まり。その後、長崎医学専門学校、長崎医科大学などを経て、1949年長崎大学医学部となる。
1年では文教キャンパスでの週3日の教養教育と、坂本キャンパスでの週2日の医学教育を行う。
また、チームアプローチの必要性を学ぶ共修科目として、保健学科の学生とともに、大学病院や市内のリハビリテーション施設でチーム医療を体験する。2年では教養教育と並行して週3日の医学教育を行い、基礎医学の知識を修得。
3年からは疾患について学び、リサーチセミナーでは希望する研究室で2カ月間の指導を受ける。
4・5年では外来・病室での臨床実習のほか、1週間の離島実習が行われ、5・6年では高次臨床実習が行われる。
国際交流としてライデン大学(オランダ)やビュルツブルク大学(ドイツ)などと交流協定を結んでおり、3年次および6年次に希望する海外大学で学べる機会がある。
- 附置研究所
-
【共同利用・共同研究拠点】
熱帯医学研究所(研究所附属施設:アジア・アフリカ感染症研究施設)、原爆後障害医療研究所(研究所附属施設:放射線・環境健康影響共同研究推進センター)【医歯薬学総合研究科附属施設】
先進予防医学研究センター
熊本大学
- 設置キャンパス
- 本荘キャンパス
- 住所
- 〒860-8556
熊本県熊本市中央区本荘1-1-1
- 特色
-
1756年(宝暦6年)肥後藩主細川重賢が創設した「再春館」が原点である。その後、私立熊本医学校、熊本医科大学などを経て、1949年熊本大学医学部となる。
1年では黒髪キャンパスで行われる教養教育のほか、医学概論や早期臨床体験実習、最新医学セミナーなどを含む専門基礎科目を履修。
基礎医学の学習では、人体の構造や機能の正常と異常に関して系統的に学ぶ。3年では基礎演習で研究室に配属され、その後、臨床医学科目の講義と実習を通してさまざまな診療分野全般について学ぶ。
4年から臨床実習が開始され、実際に診断・治療の過程に参加する。
5年から6年にかけては、1ターム3週間、合計13タームにわたって特別臨床実習(クリニカルクラークシップ)が行われ、さらに6年ではクリニカルインターンシップとして希望の診療科に2ターム配属される。
世界で活躍する基礎研究医養成を目的として、高校~学部~大学院修了まで継ぎ目なく研究できる「柴三郎プログラム」が用意されている。
- 附置研究所
-
【共同利用・共同研究拠点】
発生医学研究所(研究所附属施設:臓器再建研究センター)【学内共同教育研究施設】
エイズ学研究センター【研究推進機構】
国際先端医学研究機構
大分大学
- 設置キャンパス
- 挾間キャンパス
- 住所
- 〒879-5593
大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1
- 特色
-
1976年(昭和51年)大分医科大学が設置され、2003年に大分大学(1949年設置)と統合し、大分大学医学部となる。
入学直後、専門教育開始前に医学準備教育科目を、臨床実習開始前に臨床実習前導入教育を設け、学生がスムーズに新しい修学段階に移行できるよう配慮している。
1年では導入教育科目、外国語科目、医学準備教育科目などを履修。
2年から専門基礎科目の履修が始まる。
医学教育は、従来の分類をできる限り臓器別・機能別に統合したカリキュラムを実施し、卒業時に必要な能力が段階的に達成できるように構成されたアウトカム基盤型教育が導入されている。
4年前期には12週間の研究室配属が実施され、研究結果を学会形式で発表する。
4年後期からはクリニカル・クラークシップ(診療参加型実習)を採用した72週間の臨床実地修練を開始。地域医療実習や救急車同乗実習も実施される。フィリピンのサン・ラザロ病院で熱帯地域の感染症の診断治療について学ぶ機会が設けられている。
宮崎大学
- 設置キャンパス
- 清武キャンパス
- 住所
- 〒889-1692
宮崎県宮崎市清武町木原5200
- 特色
-
1974年(昭和49年)に設置された宮崎医科大学が前身であり、2003年に宮崎大学(1949年設置)と統合し、宮崎大学医学部となる。
入学後は、すべての学生が履修する基礎教育科目で、幅広い教養や専門教育の基礎的知識などを獲得する。
また、1・2年では医学生としての自覚を早期に促すことを目的として、学内・学外で医療と介護の体験実習が行われる。医学の基礎となる専門基礎科目と基礎医学科目は1~4年で開設される。
3年7月には研究室配属が行われ、3年後期から臨床医学科目の履修が始まる。
4年後期から5年前期のクリニカル・クラークシップⅠでは、附属病院の各診療科をローテーションでまわる。
5年後期から6年前期のクリニカル・クラークシップⅡでは、学内診療科および学外医療機関で、少人数グループを重視した臨床参加型実習が行われる。
研究室配属やクリニカル・クラークシップでは、海外関連施設への学生派遣も行われており、そのための英語教育カリキュラムが整備されている。
鹿児島大学
- 設置キャンパス
- 桜ヶ丘キャンパス
- 住所
- 〒890-8544
鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
- 特色
-
1869年(明治2年)に英国人医師ウイリアム・ウイリスを鹿児島に招いて設立された西洋医学校が前身。1943年県立鹿児島医学専門学校が設立され、県立鹿児島医科大学などを経て、1955年鹿児島大学医学部となる。
1・2年のPhase1では、共通教育科目、医学導入科目などで医学医療を学習する基盤形成を行う。
2年で実施されるチーム医療1では、病院や地域医療・保健・福祉施設での見学実習やグループ討議を行う。
3・4年のPhase2では、臨床へ応用できる幅広い能力を育成する。
4年で実施されるチーム医療2では、グループ学習により、種々の医療専門職が関わる具体的なチーム医療の実践を計画する。
5・6年のPhase3では臨床実習が行われる。
6年で行われる離島・地域医療実習では、約2週間にわたって離島医療やプライマリケア、在宅医療などの現場を体験する。
この実習は必修化されており、すべての学生が離島での実習を経験する大学は全国でも少なく、鹿児島県の地理的特性を活かした取り組みである。
- 附置研究所
-
【研究推進機構】
医用ミニブタ・先端医療開発研究センター、難治ウイルス病態制御研究センター
琉球大学
- 設置キャンパス
- 上原キャンパス
- 住所
- 〒903-0215
沖縄県中頭郡西原町字上原207
- 特色
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1950年(昭和25年)に開学し、医学部は1979年に設置された。
島嶼環境における地域完結型医療の構築に努め、アジアを主とする諸外国・地域との学術交流を通じて国際医療に寄与することもめざす。
1年では共通教育科目と並行して医学概論などの専門教育も開始され、早期体験学習として、シミュレーション演習、外来患者付き添い実習、救急車同乗実習を行う。
1年後期からは基礎医学の履修を開始。2年ではさらに医学外国語も学習し、後期からは臓器別・部位別の臨床講義が始まる。
3年では、臨床医学系の講義に加え、1週間の離島地域病院実習を行う。
また12月からは基礎教室を中心に医科学研究に取り組み、教室で国内外の研究室の紹介を受け、医学研究を深められる制度も用意されている。4年前期には、臨床推論、基本的臨床手技、衛生学・公衆衛生学等を学ぶ。後期からは臨床実習となり、大学病院各診療科での実習、プライマリケア中心のクリニカルクラークシップなど、多様な実習に臨む。
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