医学部生に聞く! 高1・2生がやるべきこと
なぜ医師になるのかを考える
家族の入院で感じた医師の存在
今回は私の志望動機と、志望理由をはっきりさせたうえで医学部受験に挑むことの大切さについて話していきたいと思います。
医師を志したきっかけ
私が医師になろうと志し、医学部受験を決めた第一のきっかけは、中学3年生のときに家族が大きな怪我をして入院したことでした。幼いころから中学3年生になるまで、身近な人が入院するという経験をしたことのなかった私にとって、とても衝撃的なことでしたし、毎日不安にかられるような気分でした。
治療に携わってくださった医師の方々のおかげで、入院していた家族は無事退院し、回復することができました。このとき私は、「医師とは、治療することを通じて患者本人だけでなく、その周りの家族や親族にも希望を与える存在」なのだと感じました。そして、私も将来そのような人になりたいと思いました。
何度も自問自答し、医学部受験を決意
本格的に医学部受験を決め、勉強を始めたのは高校2年生の2学期ごろでした。決心するに至るまでは、「本当に将来、医師という職業に携わっていきたいのか、医学部に合格できるだけの力が自分にあるのか」ということを何度も自問自答しました。
もちろん、医学部受験に向けて対策を始めるのに、早いに越したことはありません。しかし、医学部へ行くかどうか迷っている気持ちに、あまり急いで答えを出す必要はないと思います。決心をしっかり固めていくのがよいと私は思います。
志望理由を早期から考える重要性
次に、志望理由を考えることの大切さについてお話しします。
医学部受験ではすべての大学で面接試験があります。また、志望理由書の提出が必要な大学も多数あります。医学部受験をする際には、自分の志望理由を文章にし、言葉で述べることが多くなります。そのため、自分なりに考えをまとめておくことが大切ですし、試験官に誤解なく自分の想いが伝わるように準備する必要があります。
私は現役の受験のときに志望理由を文章にし、言葉で述べる練習をしました。受験直前期に考えたにも関わらず間に合わせることができたのは、私の場合は医師をめざすきっかけが明確だったからです。きっかけが明確でない方は早めに考えておくことが望ましいと思われます。
また、河合塾の授業で小論文対策の授業を受けたことも志望理由を固めるのに良い経験になりました。というのも、小論文対策授業では、現代社会における医療現場の問題について学ぶ機会が多々ありました。私はそれらの問題を解決していきたいというモチベーションを得ることができました。
最後に
志望理由を固めておくことは、医学部受験を乗り切るモチベーションにもなりますし、大学に入った後も役立つと思います。ぜひ、高1・2年のうちから「なぜ医師になりたいのか」について、自分の気持ちをまとめてみてください。
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