医学部生に聞く! 高1・2生がやるべきこと
なぜ医師になるのかを考える
医師を志すことを考える大切さ
- C. A さん
- 東北大学
宮城県 仙台第二高校 出身
2015年度 河合塾 仙台校 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“医学部現役合格”へと導く河合塾のコース
医学部入試で志望動機が重視される理由
なぜ医学部入試では志望動機が重視されるのでしょうか。さまざまな理由がありますが、その一つに、「受験生がどれだけ真剣に医師になりたいと考えているか」を見るためという理由もあると私は思います。
ただ頭が良いだけでは、良い医師にはなれません。ですから、医学部をめざす受験生の中から医学・医療について熱心に調べて、そこからきちんと自分の考えを持てる人を見つけようとしているのだと思います。
つまり、原点はどこでも良いのです。そこからいかに、自分なりの「医師になりたい」という気持ちを伸ばしていけるかが重要だと思います。
医師をめざすきっかけ
皆さんは医師をめざす明確な理由がありますか?
「親が医師で、憧れている」や「大きな病気をしたときに救ってもらった」など、きっかけがあるとそこから志望動機を膨らませやすいですよね。
しかし、そのようなエピソードないという人もいますよね。私もその1人でした。ただ漠然と、たくさんの人の役に立ちたいという気持ちが医師をめざした原点です。
オープンキャンパスや病院見学に参加
私は、高校1年のときに医学部をめざそうと思い始めてからすぐに志望動機を考え始めましたが、当時の私は自分が医学部に入りたい動機がまだ不鮮明であることに気づきました。
そこで、図書館で医療系の新書を借りて読んだり、医師の講演を聞きに行ったり、さまざまな医学部のオープンキャンパスに行ったり、病院見学に行ったりしました。医学や医師の仕事、医学部について知識を深めることで、自分なりの志望動機を模索しました。
そして、ついに見つけたのは高校2年の夏のオープンキャンパスでのことです。訪問した科の研究に興味を持ち、本やインターネットで調べました。そこから自分で問題提起し、その打開策を考えました。その内容を家族や先生に伝え、アドバイスをもらいました。
医師を志すことを考える大切さ
このようにして、私の志望動機は徐々に明確になっていきました。必ずこの段取りがいるわけではありません。もっと気軽に考えて面接を受ける人も多いでしょう。ただ、今の医学生としての自分があるのは、高校生のときに多くのことを調べたり、考えたりしたからだと思います。あの頃に見出した志望動機そのものが原点となって、医師への道を歩む私の考えは豊かになっています。
医学・医療について調べ考える時間はとても有意義なものです。その時間は医学生となった今も宝物であり、医師になっても変わらないでしょう。明確な志望動機が見つからずに悩んでいる方は、ぜひ本を読んだり、講演、オープンキャンパス、病院見学に参加するなどしてみてください。何かヒントが見つかるかもしれません。
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