医学部生に聞く! 高1・2生がやるべきこと
高1・2生で身につけたい理科
基礎の確立こそが大切
- Y. K さん
- 愛媛大学
大阪府 四天王寺高校 出身
2014年度 河合塾 天王寺校 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“医学部現役合格”へと導く河合塾のコース
今回は理科の勉強についてお話ししたいと思います。
どの科目を選択するか
化学は必ず選択するとして、物理か生物のどちらを選択するのか悩みますよね。
私は、1年生の定期テストでは物理よりは生物の方がいつも点数は良かったです。しかし、高校2年生に上がるときにすごく悩んだものの、最終的には物理と化学を選択しました。
それは、生物の試験は記述が多く、入試のときに自分の書き方次第で点数に幅が出てしまうので不利ではないか? と考えたからです。それに対して、物理は数値が合っていれば確実に皆と同じ点数がもらえます。
また、医学部入試では生物必須よりも物理必須の大学の方が多いため、私は選択肢の幅を狭めないためにも物理を選ぶのがよいだろうと考えました。
医学部に行くなら生物選択がよい?
医学部に行くなら生物を選択していた方がよいと言う先生もいますが、受験の場面や大学に入ってからの学びでは、実際はそう言いきれないと思います。確かに、生物の知識は必要ですし、入学したばかりで何もわからない頃は、生物選択の人の方が基礎医学の授業を理解しやすそうではありました。しかし、それもたった1カ月ほどで変わらなくなってきます。逆に共通教育の物理では、生物選択の人が苦労しているパターンの方が大変そうでした。
とても難しい選択ではあると思いますが、1年生のときの成績だけで判断するのではなく、志望校の受験科目(特に必須指定があるかどうか)なども考えての選択が必要です。
次に各教科の勉強方法についてお話します。
物理の学習のポイント
物理は公式を理解することがとても重要です。「このパターンのときにはこの公式を使う」というパターン記憶ではなく、「なぜこの公式が導き出されるのか」ということを理解しましょう。万が一、公式があやふやになった場合でも、自分で導き出すことができます。
また、教科書レベルの練習問題を疎かにしないことも大切です。いきなり問題集に手を出すのではなく、簡単ではあるかもしれませんが教科書の問題も解くように心がけていました。それにより基礎が確立され、定着させることができました。
また、学校で習った単元ごとに公式をまとめたノートを作っていました。それを模試の前に短時間見るだけで確認できるようにしていました。
化学の学習のポイント
化学は理論化学をいかに高校1・2年生の間に確実に解けるようにしておくかが3年生になって楽になるかの鍵になってきます。私は有機化学、無機化学を無理に2年生のうちから先取りする必要はないと思います。
また、化学も基礎をしっかり確立させておけば難問に対応できるようになっていく科目です。まずは焦らず、教科書の問題や簡単な問題集に取り組み、難しめの問題集は3年生になってから取り組めば大丈夫だと思います。
私は重要問題集でさえもほとんど解きませんでした。それよりも簡単な問題集ばかり解いていましたが、それでも受験に挑むことはできました。自分に合ったレベルの練習を積み重ねていくことがまずは重要です。
理科は基礎がとても大切になってくる科目です。1年生、2年生の間に時間をかけて公式などを身につけていきましょう。
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