私の医学部受験レポート(センター試験)
受験当日の過ごし方
試験日が雪の場合も想定して準備
- M. K さん
- 東北大学
兵庫県 甲南女子高校 出身
2016年度 河合塾 大阪校医進館 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
センター試験 1日目
1日目のスケジュール
試験
自習

会場に着くまで
自宅からセンター試験の会場までは公共交通機関でのアクセスが悪いため、車で送ってもらう予定で下見もしていました。しかし、センター試験当日は雪予報で、また会場が山の中にあるため、スリップしたら危険だと判断し、公共交通機関で行きました。その結果、予定よりも時間がかかってしまいました。
試験会場に着いたときはまだ教室に入れず、入るための列がずらっとできていました。並びながら1時間目の倫理、政治・経済の最終確認をしました。
会場に着いてから試験終了まで
浪人生だったので仲の良い人は会場にはいませんでしたが、予備校の顔見知りが何人か同じ教室にいたので、少し落ち着くことができました。
私の試験会場は、試験の開始と終了の合図がチャイムではなくブザーだったので、試験が終わるときは一瞬ビクッとなってしまいました。
国語の試験では、古文と漢文の内容が緊張などで分からず、焦ってしまいました。今までの経験と勘で推測しながらなんとか読みました。小説でも悩んでしまい、ギリギリにマークを変えたりして結構焦ってしまいました。古文・漢文もマークを変えた問題も正解していましたが、採点するまで正解しているのか分からないので気がかりでした。
休み時間は終わった教科のことは忘れて外に出て散歩をしたり、次の教科に向けて勉強したりしました。リスニングのテストの前は、ずっと使っていたリスニング教材の音源をウォークマンでひたすら聴いていました。
試験終了後
試験終了後は、これで社会と国語の勉強はしなくて済むという喜びを感じていました。そうは言っても、2日目もあるので気持ちを切り替えて、自宅に帰るまでの長い移動時間の間で化学の暗記事項の復習をしました。
家に帰ってからはいつも通りご飯を食べ、少し休憩をしてから次の日の勉強をしました。主に暗記事項の復習をしました。
1日目のアドバイス
雪が降ることも想定して対策しておく
センター試験は雪の日と重なる場合も多いので、そうなったときの対策をしておきましょう。私の場合は、試験当日は自家用車で向かう予定でしたが、下見の際に車が使えない場合も考えて電車で行く方法も確認していたので、落ち着いて対応できました。
試験の出来は引きずらない
私は、医学部入試で目標とされている9割を取るためには文系科目が肝心だと思っていたので、1日目はとても緊張しました。特に国語は手ごたえが悪く、とにかく不安でしかたありませんでした。
試験の出来が悪く落ち込んだときは、外に出て散歩をしたりして、気持ちを切り替えることができました。そのおかげもあり、次の教科では失敗することなく試験を終えることができました。手ごたえが悪かった教科があったとしても、引きずらないことは本当に大事だと思います。
リスニングの前に英語を聴く
私の場合は、1日目最後の英語をそこそこの結果で終わらせることができたことは、精神的にとても良かったです。リスニングテストの前に英語音源を聞いておくことはとても効果的だと思います。耳を英語に慣らしておくことで、スムーズに聞き取れるようになるのでおすすめです。
1日目は自己採点をしない
また、不安だからといってセンター試験1日目の終了後に自己採点をするのはあまりおすすめしません。私は結果が良くても悪くても2日目の試験に影響してしまうと思ったので、1日目終了後は自己採点はしませんでした。
センター試験 2日目
2日目のスケジュール
試験
自習

会場に着いてから試験終了まで
センター試験2日目も雪予報だったので、公共交通機関で試験会場に行きました。並ぶことが分かっていたので、教室に入り始めるくらいの時間に着くように向かいました。
数学IAの試験前は、ひたすら分散などの公式を覚えていました。『青チャート』(数研出版)のデータの分析の範囲をカッターでカットしたものを持って行きました。また、慣らしで問題を解いたりしていました。
数学は数学IA・IIBともに、大問の途中でパニックになってしまいました。分からない問題は飛ばして次に進んだ結果、試験時間を半分以上残したまま一通り解き終わってしまいました。そこから落ち着いてすべて解答できたので良かったです。
理科は物理の出来はよかったものの、化学は高分子の出題方式が変わったこともあり、あまり解けませんでした。
試験終了後
試験終了後は、あまり手ごたえもなかったので落ち込んでいました。現役のときのようにまた悲惨な点数を取ったかもしれないと考えると、憂鬱で仕方なかったです。
自宅に帰ってからは普通にご飯を食べ、テレビを見たりしていました。ひとまずセンター試験が終わった解放感に浸りたい気持ちと、現実を見たくないという気持ちもあり、勉強はせずにゆっくり過ごしました。
私の場合は、その日中に自己採点をする必要があったため、解答速報を見て採点しました。自己採点の結果、9割取れたことが分かったときは信じられなかったです。今まで取れたことがなかったのですごく心配でしたが、目標達成することができ、ほっとしました。
2日目のアドバイス
1日目の試験で会場の様子が分かった場合は、それを鑑みて出発時間などを決めると良いと思います。寒い中長時間待つことは体にも精神的にも良くないと思います。
1日目の試験の出来は忘れて、フレッシュな気持ちで試験に挑みましょう。医学部を受ける人にとっては、2日目の理系科目は取れて当たり前のところがあるので、1日目とはまた違った緊張があると思います。特に、時間勝負である数学はメンタルが影響しやすいと個人的には思っているので、2日目こそ平常心で受験することが大切だと思います。
私は、化学は天然高分子と人工高分子は選択だからと、天然高分子しか勉強していなかったので、出題方式が変わり複合問題が出されたときは絶望しました。このようなことがないように、出題方式はいつ変わってもおかしくないと思って、幅広く勉強しておくことをおすすめします。
目標であるセンター試験が終わったら、その日くらいは少し休憩しても良いと私は思います。実際私も、帰りの電車や帰宅後はほとんど勉強しませんでした。
自己採点をその日中にやるかは、どちらでもよいと思います。
国公立大学の二次出願
センター・リサーチは河合塾などに出しました。河合塾に通っていたので、主にバンザイシステム(※)を基に志望校を選びました。
※バンザイシステムでは、大学入試センター試験の自己採点結果から志望校の合格可能性判定や、合格可能性の高い大学の検索することができます。
目標通りセンター試験で9割取れていたことと、バンザイシステムでのドッキング判定でも良い判定が出ていたので、そのまま第1志望の東北大学医学部に出願しました。
後期日程はセンター試験が9割を超えていたことと祖母が愛媛に住んでいたこともあり、愛媛大学に出願しました。
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
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