私の医学部受験レポート(センター試験)
受験当日の過ごし方
長い休み時間の過ごし方を工夫
- A. N さん
- 大阪大学
奈良県 奈良学園登美ヶ丘高校 出身
2017年度 河合塾 大阪校医進館 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
センター試験 1日目
1日目のスケジュール
試験
自習

会場に着くまで
センター試験会場が家から電車で約20分と近かったので、朝はゆっくり起き、朝食もゆっくり食べることができました。会場の中が寒いかもしれないと思い、毛布とカイロを持っていきました。実際、待合室の中はすごく寒かったので、持っていって正解でした。
会場に着いてから試験終了まで
センター試験開始時間よりもかなり早く会場に行き、1時間目の地理の最後の復習をしました。地図帳やデータブック、センター試験過去問集、センター試験予想問題集など、家にある地理関連の教材をほとんど持っていきましたが、そんなに多くの教材を見る時間はなかったので、地図帳と今まで間違えた問題をまとめていたノート2冊でよかったと思いました。
地理の試験中は、ここ数年は2カ国比較だったのが3カ国比較になっていて少し焦りました。問題につまずくたびに深呼吸をして気持ちを落ち着かせることができたおかげで、解答や見直しは予定通りにすることができました。
国語は小説で予定よりも時間を使ってしまい、漢文がちょうど終わったときに試験終了の合図が聞こえたので焦りました。
英語の筆記は焦ることなく解き進めることができました。リスニングでは、1問目でキーワードであろう単語の意味がわからず、次の問題はすでに始まっているのにまだ1問目の答えを決めることができず、2問目の問題を聞きそびれてしまいました。このことでかなり動揺してしまい、3問目までほとんど放心状態になってしまいました。それでも何とか「普段通り」と自分に言い聞かせて、切り替えることができました。
試験終了後
センター試験1日目の試験終了後は、正解しているか気になる問題も多くありましたが、正解していると思っていた問題が不正解だったときに受けるダメージの大きさを考えて、自己採点はしませんでした。もうその日の科目のことは考えずに、2日目に向けて気持ちを切り替え、理科の知識の復習をしました。
1日目のアドバイス
休み時間の過ごし方
センター試験は普段の模試とは全く違う、独特な緊張感があります。そのうえ休み時間が長いので、周囲の人々が大声で答え合わせをして不安を煽ってくることがあるかもしれません。その答えが間違っていることも多くありますし、とにかく周りを気にしないことが重要です。声が聞こえてくるとどうしても内容が気になってしまうので、私は耳栓を持って行きました。
また、いくら休み時間が長いからといって、新しい問題を解くのはあまりおすすめしません。そこでわからない問題に出会って不安になるかもしれないからです。今までの復習をするなり、資料集を眺めるなり、とにかく総復習をするのが良いと思います。
また私は、休み時間に少し気分転換したいなと思ったとき用に、チョコレートを持って行きました。
眠れないときは
試験前日は緊張してあまり眠れないかもしれませんが、目を閉じて横になるだけでもよいので、リラックスできればよいと思います。
センター試験 2日目
2日目のスケジュール
試験
自習

会場に着いてから試験終了まで
センター試験2日目も試験開始時間よりも早く試験会場に行きました。1日目の反省を生かして、2日目はあまり多くの問題集は持って行かず、数学ならIA予想問題集とIAIIB公式確認集、理科は自分で作ったまとめノートだけを持って行きました。
待機教室で数学IAを本番の試験時間と同じ60分で解いて、頭の回転を早くしてから本番に臨みました。そのおかげで、本番はすごく落ち着いて最後まで解くことができました。
数学IIBでは1問目がわからず、数学で満点を取ろうと思っていた私は、すごく動揺してしまいました。その問題は飛ばして最後まで解いてみると予想以上に時間が余ったので、わからなかった問題に戻ってゆっくりと吟味することができました。
理科の2科目はそれほど傾向も変わっておらず、落ち着いて最後まで解くことができました。
試験終了後
試験終了後はまず、センター試験が終わった!という開放感でいっぱいになりました。家に帰ってからは解答速報が出るまですごく緊張していました。
2日目のアドバイス
センター試験2日目は数学と理科なので、医学部受験生は得点源にしたい科目だと思います。だからといって“1問もミスできない”というように、プレッシャーを感じる必要はないと思います。
1日目に少しミスをしたかもしれないと感じている人は、2日目はかなりプレッシャーを感じるかもしれませんが、いつも通り解くことができればそれほど大きなミスはしないと思います。とにかく落ち着くことが大切だと思います。
実際私も、リスニングが思っていたよりもできていないと感じており、落ち込んでしまいました。しかし、実は周りの受験生も難しかったと感じていたようで、それほど悪くない点数だったという経験をしました。もし、難しくてできなかったと思っても、周りもそう思っているかもしれないとポジティブに考え、気持ちを切り替えるのもよいかもしれません。
解答速報が発表されたら自己採点をしますが、万が一、期待通りの点数でなかったとしても高校や塾には行きましょう。周りの状況を確認することも大事ですし、担任の先生や塾のスタッフの方と話して、センター試験という一つの山場を乗り越えたことに対して一息つくことも大事だと思います。
国公立大学の二次出願
センター・リサーチでは、センターの自己採点の結果から自分の志望校での立ち位置を知ることができます。その結果を参考にすることは重要ですが、出願校の問題の対策ができるかどうかを考えることも大切だと思います。
私はセンター・リサーチが返却されてから国公立大学二次試験の前期日程の出願校を変更しました。センター・リサーチの結果だけで判断したわけではなく、今までの記述模試の結果を見たり各大学のパンフレットを見たりして、センター試験前からセンター試験の得点によっては別の大学を受けることも考えており、対策していたからです。
センター試験の出来具合で出願校をどうするかを考えていて、あらかじめ対策できていたことが合格できた要因の一つだと思っています。
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