私の医学部受験レポート(国公立大学)
受験当日の過ごし方
普段通りの行動で緊張を和らげる
- T. H さん
- 九州大学
福岡県 福岡大学附属大濠高校 出身
2016年度 河合塾 福岡校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
二次試験 1日目
1日目のスケジュール
試験
自習

会場に着くまで
試験前日は早く寝て明日に備えようという人もいると思いますが、私の場合はなかなか寝付けず、また、普段寝ている時間と違うことで翌朝の寝起きが悪くなり、逆効果でした。私のようなタイプの人は、特別なことはせずにいつも通りを心掛けるとよいと思います。
試験会場に着くまでは自分が苦手な分野をまとめたノートを確認し、本番で実力を最大限発揮できるようにしました。1日目は英語や数学の試験でしたので、英単語を見直したり、模試で間違えた問題を見直したりしていました。普段と違うことをすると緊張してしまうので、なるべくいつも通りにすることを心掛けました。
前日までにあらかじめ試験会場に行って確認しておいたので、試験開始1時間前には試験会場に着くことができ、余裕を持って試験に臨むことができました。
会場に着いてから試験終了まで
試験会場に着いてからは、まずお手洗いの場所を確認しました。迷わないようにすることも緊張を和らげる大事な行動です。また試験会場によっては寒かったり、乾燥していたりすることも考えられたので、ブランケットやカイロ、それにマスクを前日までに用意して持って行きました。
試験が始まるまでは、自分が普段の模試などでしているルーティンを行いました。例えば、自分の気持ちを落ち着かせるために試験開始1分前には目を閉じて、胸に手を当てるなどです。
昼食は、周囲の人の試験内容の話をなるべく聞かないようにするために、試験会場から出るようにしました。友人とたわいもない話をしたりすることで、とにかく緊張を抑えるように心掛けました。
試験中は、「これだけやったんだから、解けなくても仕方がない。自分が解けない問題は周りも解けないはずだ」と思い込み、開き直るようにしました。
試験終了後
1日目はできた科目、できなかった科目はありましたが、とにかく2日目の科目に気持ちを切り替えました。
また、解答速報は見ないようにしました。もし仮に解けていたら2日目に油断するだろうし、仮に解けなかったら翌日に落ち込むだろうと考えたからです。
1日目のアドバイス
緊張を和らげる
1日目にとにかく大切なのは緊張対策をしっかりとすることです。1日目は本命の大学ということもあり、現役生であっても浪人生であっても緊張すると思います。どんな人でも緊張をすることはありますが、過度な緊張状態では自分の実力を最大限に発揮することができません。できる限り普段通りに行動して、緊張を和らげるとよいでしょう。
試験中は、試験後に「あの問題、少しでも記述していればよかった」とか、「最後まで計算してればよかった」などと後悔しないように、試験時間内で自分のできる限りのことを尽くしましょう。
試験の出来は確認しない
さらに、1日目の終了後に自分が何点落としたかなどの計算はしない方がよいでしょう。良くできていれば2日目に必要な点数が小さくなることで気持ちが緩みますし、逆にできなければ2日目の科目で点数を落とすことができないなど、自分に過度なプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。
1日目は自分の緊張とうまく付き合いながら、自分の持てる力をすべて発揮できるように努めましょう。
二次試験 2日目
2日目のスケジュール
試験
自習

会場に着いてから試験終了まで
2日目は1日目と同じ会場でしたので、1日目よりも落ち着いて会場に向かいました。試験が始まるまでは、まとめノートを見ながら待ちました。確認するものはそのノートと1冊のテキストだけにしました。なぜなら、何冊も参考書を持って行っても実際そこまでの時間がないうえに、知らない知識を試験前に目にしてしまうと緊張してしまうからです。
試験開始直前はノートなどの見直しよりも、模試などで普段自分がどんなミスをしているかをもう一度思い返し、「絶対に同じミスはしないぞ!」と考えていました。このようにメンタルコントロールをすることが大事です。
試験時間中は、周囲の人がペンを動かしている音が気になりそうでしたので、そのたびに深呼吸をして落ち着いて解くように心掛けました。
試験終了後
試験終了後は、同じ試験会場だった友達と一緒に帰りました。その後、後期試験に必要な自己推薦文を書くために通っていた河合塾に戻りました。しかし、全力で問題を解いていたので疲労困憊していました。チューター(進学アドバイザー)と話してから、メリハリをつけることも大切だと思い、その後は家でずっと休んでいました。
2日目のアドバイス
2日目を迎えるにあたって大切なのは、1日目から気持ちを切り替えることです。1日目ができなかったとしても、終わったことをどうすることもできません。それならば1日目のことは忘れて、全力で2日目の試験に取り組んだ方が良い結果が出るのではないでしょうか。
1日目にも共通して言えることですが、とにかく落ち着いて問題を解くことです。九州大学のようにミスで点数を落としてしまうと合格が難しくなるという大学の入試では、すべて解き終えなければというプレッシャーから、試験が始まると急いで解き始める人や試験中に焦ってきてしまう人もいると思います。
しかしその結果、早く解こうとするあまり、むしろミスが多発してしまうことがあります。このことは現役生であっても浪人生であっても言えることです。周りが急いでいるときでも、「まずは丁寧に名前を書こう」など、余裕を持って取り組みましょう。そうすれば、適度な緊張感の中で入試に取り組めるのではないのでしょうか。
頑張ってください!
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