私の医学部受験レポート(私立大学)
受験当日の過ごし方
自分が分かる問題を着実に得点
- T. K さん
-
慶應義塾大学
東京都 東京朝鮮中高級学校 出身
2018年度 河合塾 麹町校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“第一志望大学合格”へと導く河合塾のコース
一次試験
一次試験当日のスケジュール
試験
自習

会場に着くまで
慶應義塾大学の日吉キャンパスは東急東横線の日吉駅を降りてすぐ目の前です。また、受験当日は受験生のほとんどが同時間帯に試験会場を訪れるので、迷うことはないでしょう。下見は基本的には不要だと思われます。しかし、日吉駅を通る東急東横線は普段から多くの乗客が利用するため、朝は特に遅延の可能性があります。試験場の開場時刻に合わせて電車に乗るくらいでよいと思います。
キャンパスでは試験案内の方が会場についても丁寧に教えてくれます。会場は理科の選択科目別で分かれているということを知っておくとよいかもしれません。
会場に着いてから試験中・試験の合間
試験の合間のトイレは大変混雑します。休憩時間は十分トイレを済ませられるよう長めに取られていますが、混雑状況を考えて休憩が始まったらすぐに行くのがよいと思います。また、試験を受ける教室の外は暖房が弱くとても寒いので、トイレに行くときは意識的に上着を羽織るようにしましょう。
慶應義塾大学の受験で一番驚いたのは試験用紙の大きさです。机には入りきらないほど大きい用紙が準備されているので、試験中は適宜折るなどして取り組むのがよいと思います。試験問題については、解けない問題があっても焦らないように、自分が分かる問題を着実に得点するよう心がけました。
理科は2科目を同時に受けることになっていたので、私は生物→化学→生物(考察)の順番で一番自分が点数を取りやすい解く順番を考えて取り組みました。また、試験中に分からなかった問題については、試験が終わった後に参考書などで確認したくなりましたが、間違っていたときには気分が落ちてしまうことなどを考えて、次の受験科目の参考書だけ開くようにしていました。
試験終了後
試験終了後は、混雑緩和のため試験会場別に解散となりましたが、長時間待たされるなどということはありませんでした。帰りの電車も多少混雑はあったもののスムーズに帰ることができました。解答速報などもネットで確認ができますが、記述式ということもあって、自分が書いた内容を正確に覚えているわけではないので、確認しませんでした。
一次試験当日のアドバイス
慶應義塾大学医学部の出題内容は過去問を見られたら分かると思いますが、レベルが高めに設定されています。一問一問解けたか解けなかったかで一喜一憂するのではなく、全体としていかに得点率を上げられるかが合否に関わります。
受験本番は、学力はもちろん重要ですが、メンタル面も大きく関わってきます。前日からしっかり睡眠をとり、朝ごはんもきちんと食べましょう。また、お守りなどを持参するのもよいことです。私は1年間お世話になった講師に書いていただいたメッセージカードを試験の日に持っていくようにしていました。このようなちょっとしたことが試験本番のメンタルを支えてくれます。
また、受験案内などには記載されていませんが、昼食をはさむので最初から準備して臨むのがよいかと思います。
緊張を乗り切るためには緊張を楽しむことが得策です。緊張を楽しむってよくわからないかもしれませんが、遊園地などでジェットコースターに乗りスリルを味わうことと同じようなものです。これまでの受験勉強はきっと本番で報われるはずです。自分のベストを出せるように頑張ってください!
二次試験
二次試験当日のスケジュール
試験
自習

会場に着くまで
二次試験も一次試験と同じ日吉キャンパスで行うので、一次試験のときに比べたら安心して向かえると思います。受験当日は小論文試験から始まるので、一次試験と同様に受験生のほとんどが同時間帯に試験会場を訪れます。そのため、朝は特に電車の遅延の可能性があるので、試験場の開場時刻に合わせて電車に乗れば安心です。
一次試験と二次試験では試験を受ける校舎は変わりませんが、教室は変わりました。試験案内の方の指示に従って移動すれば大丈夫です。
試験の合間
慶應義塾大学医学部の入試では、理科の選択科目別で受験番号が割り振られます。物理・化学が1番、物理・生物が2番、生物・化学が3番でした。私は生物・化学受験だったので、小論文が終わってからの面接までの時間が非常に長かったことを覚えています。もちろん会場では携帯電話、スマートフォンなどの利用は禁止されているため、面接対策をしたり、読書などをしたりすることがおすすめです。
私は慶應義塾大学の二次試験が最後の受験で面接にもだいぶ慣れていたので、ゆっくり読書をしたことを覚えています。
面接
面接では自分が書いた小論文について聞かれたので、面接官とのやり取りを通じて自分の文章についての手ごたえなども感じられました。
試験終了後
私は最後から30人目くらいの受験者でしたので、受験が終わったときには外が真っ暗でした。しかし、受験が全部終わった解放感もあり、夜のキャンパスという独特な雰囲気はとても気持ちがよかったということを覚えています。朝から夕方過ぎまでの長丁場ではありますが、試験終了後の解放感は本当に特別なものでした。
二次試験当日のアドバイス
慶應義塾大学の二次試験は小論文と面接の試験です。小論文は基本的な医学部受験でみられる「テーマ型」ですので、普段から小論文の勉強をしていれば、特別な練習はいらないと思います。字数も800語程度と一般的であり時間制限にも余裕があります。しっかりと正しい日本語で自分の意見が書けるように落ち着いて挑むことが最善策です。
面接は学生1人に面接官2人で、合計2セット行うことになるので、比較的時間がかかります。自分の面接の時間までは小論文試験を受けた試験会場で待機することになりますので、その時間を落ち着いて、有効に過ごすために自分なりの面接対策シートを準備しておくとよいでしょう。
答えがある一次試験とは違い、答えのない二次試験ではいかに「自分の言葉で伝えられるか」がポイントになります。直前には参考書などで知識を入れることよりも、話題のトピックスについて自分の考えを今一度整理することがおすすめです。
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