私の医学部受験レポート(国公立大学)
受験校の選び方
国公立大を軸にした併願校選び
- T. H さん
- 九州大学
福岡県 福岡大学附属大濠高校 出身
2016年度 河合塾 福岡校 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
受験校選びのポイント
私は現役・浪人で2回受験を経験しましたので、今回はその両面から受験校選びのポイントについてお話したいと思います。
現役時は国公立大入試を中心に選んだ
私は現役時から国公立大学が第一志望でしたので、前期・後期の入試に集中できるように考えました。
センター試験が終わった後は、受験校の過去問や類題を解きますが、あまり時間に余裕は無いと思いました。(実際にもありませんでした。)時間が限られていますので、できるだけ2月は国公立大学の前期入試に向けて対策できるようにすると良いと考えました。
前期試験の受験校は、最終的には本番のセンター試験の結果により決まってくると思いますが、九大入試オープンなどの特定大模試や第3回全統記述模試の得点も参考にしました。センター試験の得点によって二次試験での挽回が見込めたり、逆に二次試験で逆転されることも想定しながら複数校を考えておきました。
後期試験は点数が取れていた場合は、センター試験の点数で逃げ切りが可能な大学を考えました。結果が望ましくない場合は、二次試験でできるだけ挽回できる大学(岐阜大学や奈良県立医科大学、山梨大学など)を考えました。
現役時の併願校の選び方
ですから私立大学の併願校の受験校を決めるときには、国公立大学の受験に支障が出ないように、1,2校程度でよいと考えました。国公立大学が第一志望の場合、私立大の併願校の受験は場慣れの意味合いもあると思います。たとえ、どれだけ演習を積んできたとしても、失敗が許されない状況に置かれたときには、実力を十分に発揮できるとは限りません。そのため、本番の雰囲気の中で受験を経験しておくことも良いと思います。
浪人時の受験校選びのポイント
次に、浪人時は医学部に挑戦できる回数自体も限られてきますので、私立大学の受験もしっかり考えました。経済的に余裕がある場合は、可能な限り多くの私立大学をしっかりと過去問演習をしたうえで受験するのも良いと思います。
併願大受験から得られること
併願校受験では、合格するとその大学に受かる実力がついたという自信がつき、第一志望の試験でも精神的に落ち着いて受験することができるメリットがあります。
また、その入試でできなかった科目・分野がわかりますので、次の試験に向けて学力の穴を埋める対策をすることができます。合否の結果を待たずに実力アップに努めるべきです。
私は浪人したときに、チューター(進学アドバイザー)のアドバイスでセンター試験利用入試も含め4つの私立大学を受験しました。これが結果的に自信に繋がりましたし、苦手な分野を直前に把握することができ、対策をしたうえで国公立大学に挑むことができました。
受験日程は早めに確認しておく
そして、現役生と浪人生に共通して重要なことは、受験の日程を早いうちから確認しておくことです。連続受験が続いて第一志望大学の入試に支障をきたしたり、体調を崩してしまっては今まで頑張ってきたことが水の泡になってしまいます。
また、せっかく合格できても手続きの締切日を把握していなければ入学金の無駄遣いになる場合もあります。そのようなことがないように、特に私立大学の受験校の日程は宿泊の手配が必要な場合もありますので、早いうちに把握しておきましょう。
受験スケジュール計画表

- ※学部・学科名、方式、難易度ランク・得点率、入試科目は受験時のものです。現在は変更になっている場合があります。
- ※1 産業医科大学はセンター試験の受験が必須
- ※2 自己推薦書の提出必須
- *国公立大学前期日程で合格のため、受験せず
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“医学部合格”へと導く河合塾のコース
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