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医学部生のおすすめ勉強法 暗記法 CASE6
受験科目別に工夫した暗記法

慶應義塾大学 金さん

受験勉強をするうえで、どんな科目にも「暗記」はつきものです。文系科目なら暗記が大切であることは理解できるでしょう。しかし、一見すると暗記科目ではないような理系科目も、実は暗記が根底にあるのです。今回は「暗記方法」をテーマに各科目の勉強法について詳しく話していきます。

英語

受験英語は主に、4つのポイントから構成されていると私は考えます。その4つとは、英単語・熟語、英文法、長文読解、英作文です。このうち、英単語・熟語と英文法ができてこそ、長文読解と英作文の勉強にも効果的に取り組めます。ところで、この英単語・熟語と英文法の習得はその大半が「理解」と「暗記」からなると言っても過言ではありません。

英単語・熟語の暗記法

私が実践していた方法は「単語カードを作る」ということです。よく英単語の暗記に向いているのは単語帳か単語カードかという話を聞きますが、私は単語カードを勧めます。 その理由としては、単語帳では単語の意味をページ番号や暗記する順番で覚えてしまう傾向があるからです。実際に私もこの失敗を経験して、単語帳ではなく単語カードを使用するようにしました。

単語カードのメリットは、英語と日本語を一対一対応で覚えられることです。カードをシャッフルすることで何度も違う順番で覚えることができるのも良い点です。また、完全に覚えて自信のあるカードは思い切って捨てることで、苦手な単語だけを効率よく勉強することができます。

文法の暗記法

私は文法の暗記にも単語カードを使用しました。文法の暗記と聞くといまいち想像がつかないと思いますが、これは単に文法事項をカードに書くのではなく、文法関連の問題で間違えたものだけをピックアップしてカードに書き、覚えるというものです。つまり、自分だけの苦手ノートを作るようなイメージです。

国語

私は国語に関してはセンター試験のみでの受験(2019年度入試)でしたので、センター対策における国語の暗記法についてお伝えします(※)。
※大学入試センター試験は、2021年1月実施より大学入学共通テストになります。

まず、国語で私が暗記事項としてとらえ勉強に取り組んだのは、古文単語と文法、漢文句形です。古文単語は英単語と同じく単語カードを使い勉強しました。単語カードを使った理由も上記と同じです。

一方で、古文文法と漢文句形については、特に自分で単語カードやまとめノートを作ることはありませんでした。時間がかかりそうだと思ったことと、参考書を改めてまとめる際に書き写しミスをしてしまうのではないかと思ったからです。

そこで私が実践した暗記法は、まず授業をしっかり聞き、復習をすることです。これが一度目の暗記です。つぎにセンター対策問題を解き、出てきた文法・句形を復習して覚えなおすということを繰り返しました。これで2度目、3度目の暗記ができました。

数学

私は数学が苦手科目の一つで、常に暗記科目としてとらえてきました。何を暗記するのかと言うと、最初に思い浮かぶのは公式だと思います。もちろん公式を覚えることは数学の始まりですが、受験数学ではそれほど高度な公式の暗記を求められることはありませんし、基本的な公式は普段の演習の間に身につくものです。

私は数学の解法(答えに至るプロセス)を暗記していました。この方法は数学を得意科目とする方にとっては不向きな方法かもしれませんが、少しでも苦手意識を持っている方であれば一度実践してみてください。

このような勉強法をするようになったきっかけは、河合塾の大学受験科での数学の講義の際に、「河合塾のテキストを7周解きなさい」と講師に言われたことでした。最初は「7周も解いたら答えを覚えてしまって意味がない」と思ったのですが、実はこの方法は答えを覚えていたのではなく解法、つまり答えに至るプロセスを覚える過程だったのです。

入試問題の数学はオーソドックスな解法にひとひねり、ふたひねり加わったものが出題されます。そのひねりも他の問題の解法を使うことで解くことができるものなのです。つまり解法暗記が、数学が苦手な私には受験数学攻略へのカギとなりました。

理科

私は化学と生物を選択したためにその2科目について紹介します。

化学の暗記法

化学は理論では公式、無機では化合物の性質、有機では官能基の種類や高分子化合物の構造と名前など、意外と覚えるべき項目が多いです。化学では単語カードをつくったり、まとめノートを作ったりはせず、ひたすら演習と暗記を繰り返しました。つまりインプットとアウトプットの繰り返しですね。

まとめノートを作らなかった理由としては、一度作ろうとしたのですが、必要以上に情報を書き入れてしまったり、書き間違えてしまったりと無駄に時間を過ごしてしまったからです。問題集と参考書(テキスト)を一冊ずつ用意し、それらを往復する勉強法が私にとっては一番効率のよいものでした。

生物の暗記法

生物は理数科目の中では一番の暗記科目のように考えられます。私は生物では簡単なまとめノートを作り勉強をしました。なぜ、生物だけはまとめノートを作ったのかというと、用語をまとめるのがメインの目的ではなく、絵を描き、用語を書き入れることで、ビジュアル的に暗記するためでした。

生物の試験では絵を描くことが求められることもあり、また単純な問題を解く際も脳内で図をイメージすることは不可欠です。そのためにも上記のような勉強法を採用していました。

社会

私はセンター試験で倫理、政治・経済を選択しました。暗記法としては参考書と一問一答形式の問題集を使用しました。参考書は深読みせず、流し読みを3周ほど繰り返し、インプットし、一問一答でアウトプットをしました。

暗記をした場所

英語と国語の単語カードは基本的に通学の電車内で勉強をしました。満員電車であったこともあり、ノートや教科書を開くのは困難でした。そのため、小さなスペースで済む単語カードをメインに勉強をしていました。つい、スマホをさわったり、眠ってしまったりする通学中に単語カードを開くという習慣をつけることで、時間を有効活用できました。

テキストを用いて勉強した古文と漢文、化学は自習をしながら演習した際に暗記も取り入れるようにしました。

まとめノートを作成した生物は授業の復習の時間にその日に習った単元についてまとめるようにしていました。

最後に

今回は私が実際に取り入れていた暗記法について紹介しましたが、人によって相性の良い暗記法というのはあると思います。そのため、気になる暗記法はいろいろと試してみてはいかがでしょうか。どんな暗記法であれ、一番重要なのは「繰り返す」ことです。試験本番までの時間は限られていますが、インプットとアウトプットのバランスを意識して、勉強を進めてみてください。

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