医学部生のおすすめ勉強法
情報活用法 CASE1
医学部受験を有利にする情報活用
愛媛大学 Y.Kさん
今回は情報活用法についてお話しします。
医学部受験はある意味、情報戦の部分もあると思います。
いかに情報を知っているかによって、受験を有利に進められるかが変わってきます。
たとえば、同じ難易度の大学でも、自分の得意分野が多く出題される大学を受験する方が有利になりますよね。
志望校の出題傾向を知る
まず夏に一番に得るべき情報は、志望校の出題傾向です。
出題傾向を把握することで、勉強の計画が立てやすくなるうえに、重点的に勉強すべき点を把握することができます。
まだ解くことはできなくても、一度過去問に目を通してみましょう。
模試成績表から不得意分野を確認
また、模試の成績表にも重要な情報がたくさんあります。偏差値や判定を見ただけで満足している人も多いのではないでしょうか?
偏差値や判定は確かに合格基準の目安にはなりますが、それが実際の合否を示しているわけではありません。
たとえば、模試の英語の試験では和文英訳の問題が出題されますが、二次試験では長文読解のみ出題される大学もあります。
ですから、判定を見ただけで一喜一憂するのではなく、判定が良いからといって気を抜かず、 また判定が悪かったからといって落ち込みすぎたりあきらめずに、判定は勉強のモチベーションに使用することをおすすめします。
では、模試の成績表では何に注目すればよいのでしょうか?
それは、問題別の得点です。得点率バランスの図で平均的に取れていることも大事ですが、
志望校の頻出傾向問題できちんと点数が取れているかを確認することが大事です。
また、あまり得点できていない分野の確認をすることで、不得意分野を克服する鍵となります。
受験する大学の配点を確認
高3生になって受験を今まで以上に意識するようになると、センター試験でのボーダーラインや配点なども気になると思います。
志望校はもちろんですが、早めに配点を確認しておく必要があります。 傾斜配点のために科目別の割合がセンター試験とは大きく変わる大学もあります。 配点を確認して、どの科目で差がつくのかを知っておくことで、効率的に勉強できると思います。
センター試験のシュミレーションをする
また時間がある時期に、センター試験で思うように得点できなかったときに、どの大学を受験するのが有利か考えておくことをおすすめします。
私は、夏に河合塾のチューター(進学アドバイザー)に言われて考えておきました。 実際にセンター試験が終わってから、受験校を考えるときにとても役立ちました。
各大学のセンター試験の配点を見ながら、たとえば、数学が良くなかったときには「傾斜配点が低いからこの大学」、国語が高得点だった場合には「この大学が傾斜配点が高く有利だ」というように、いろいろなパターンを考えておきます。志望校以外は考えたくないという気持ちも分かりますが、万が一に備えておくことも大切です。
忙しい時期ではありますが、情報を上手く使いながら効率よく勉強を進めていってください。
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