医学部合格者の面接・小論文対策
面接対策
面接も合否を分ける重要ポイント
- Y. K さん
- 愛媛大学
大阪府 四天王寺高校 出身
2014年度 河合塾 天王寺校 在籍
- 高校グリーンコース(高校生対象)
- 高校生を“医学部現役合格”へと導く河合塾のコース
今回は面接対策についてのお話です。 医学部受験に必須の面接は、点数化される大学もあり、大きなポイントになります。 面接の対策方法について、大学教員から聞いた話を含めてお話しします。
医師の志望動機は自分らしさを出す
まず、必ず聞かれる医師の志望動機についてです。人それぞれきっかけはあると思いますが、「親が医者だから」という理由の人も多いのではないでしょうか。
私自身は当てはまりませんが、学校で面接練習をしていても、この理由を挙げる人はとても多かったです。 ただ単に「親が医者だから憧れて」というだけでは面接官も聞き飽きているでしょうし、好印象を与えることは難しいと聞いたことがあります。
確かに、親の姿に憧れることがきっかけになったかもしれませんが、どのような点に魅力を感じたのかなど、具体的な答えを用意しておくべきです。もし、それ以外の志望理由があるのならば、そちらを答えた方が印象に残ると思います。
また、「人を助けたい、人の役に立ちたい」というだけの答えも良くないと、大学入学後に教員に言われたことがあります。医師以外にも医療に関われる仕事はありますし、どの職種でも人の役に立てるのではないか、という指摘を受けた例も聞きました。
抽象的な理由は避け、自分らしさを出した答えの方が面接官にも好印象を与えられるそうです。
志望理由は受験校の強みをおさえる
大学の志望理由もよく聞かれる項目です。本音は、「センター試験の点が悪かったから」という人も多いと思います。実際、こう答えた友人がいましたが、やはり他の理由の方が望ましいですよね。
ポリクリ(臨床実習)の開始が早いなどの理由を挙げる人も多いですが、他大学でも実施されていることが多く、それならばうちの大学じゃなくても良いのではないか? と言われることがあるそうです。
理由を考えるときには大学のパンフレットを参考にし、可能であればその大学の在学生に話を聞き、何に力を入れているのかを最初におさえておくと志望理由も考えやすいと思います。
また地方大学の場合には、卒業後もその大学の所在都道府県に残るつもりがあることをアピールすれば好印象を与えられると思います。
志望理由は紙に書き出してみる
医師や大学の志望理由を考えるときには、一度、箇条書きでも構わないので書き出してみることが大切です。話す順番などの整理ができ、相手に伝わりやすくすることができますし、本番前の確認に使うこともできます。
また、面接の前に面接シートを書く大学もありますので、そのような大学を受験する場合は、書き出したものを文章にしておくことも必要です。
知らないことは正直に答える
面接の練習は1月になってから高校で始めました。河合塾からもらった各大学の面接の質問を集めた資料を参照しながら行いました。また、医療問題や医療用語に関する勉強も同時に行いました。
近年起こった医療問題についての意見や、医療用語について聞かれたときの対策は必要です。 もし、本番で知らない医療用語について質問されたときには、想像で答えずに、正直に知らないと伝えることが大切です。 嘘をつくと墓穴を掘ってしまう可能性がとても高いです。 また、模範解答を答えるのではなく、自分の考えを述べることも大切でしょう。
面接は軽く見られがちですが、点数化される大学では100点がつく人もいれば30点の人もいる合否を分けるものの1つです。少しでも合格に近づくために面接の対策もしっかりとしておきましょう。
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