医学部合格者の面接・小論文対策
小論文対策
塾の講座で効率よく小論文対策
- Y. O さん
- 大阪医科大学
大阪府 四天王寺高校 出身
2016年度 河合塾 大阪校医進館 在籍
- 大学受験科(高卒生対象)
- 高卒生を“第一志望大学合格”へと導く河合塾のコース
今回は、医学部受験の小論文対策について書きたいと思います。
いつから対策をはじめたか
私は、現役時は小論文を課す大学を受験する予定がなかったため、特に小論文対策はしておらず、浪人時から対策を始めました。後期になると模試も多く、授業の予習・復習や模試の復習など大変だと聞いたので、前期のうちに小論文対策をしようと考えました。そして前期の間だけ、普段の授業に加えて『医療系小論文』の授業を週1回取ることにしました。
河合塾の小論文授業で効率よく対策
その授業では、毎回ある一つのテーマ(例えばセカンドオピニオン、インフォームドコンセントなど)について軽く講師から説明を受けてから小論文を書いて提出し、添削してもらいました。
毎回の授業の始めに前回分の解説があり、どのような用語を入れるのがポイントか、どのような文書の流れにすればよいかなど、この授業のおかげでたくさんのことを学ぶことができました。
私は国語に苦手意識を持っていたので、自分の書いた文章で、自分が伝えたいことがきちんと伝わるかが不安でした。私のように少しでも文章力に不安を持っていたり、医療用語に関する知識が少ない方は、授業や講習を利用するなど、早いうちから対策することをおすすめします。そして、文章は必ず誰かに添削をしてもらうようにしましょう。
医学部入試での出題と対策
私が受験した大学で出題された小論文の出題形式(2017年度入試)を題材に、私の行った小論文対策についてご紹介します。
- 大阪医科大学:テーマ型問題(ある問題に対して反対・賛成を聞き、その理由を述べさせる)
基本的にこのようなタイプの問題は、予備知識がある程度は必要です。しかし、大阪医科大学のテーマ問題は、解答する問題を選択することができます。一つは誰でも知っていそうな問題で、もう一つが少しだけマニアックな旬な事例となっていることが多いです。
どちらかを選択すればよいので、予備知識をただ詰め込む勉強よりも、ある問題に対して反対ならば賛成側の意見に隙を突かれないように、逆に賛成ならば反対側の意見に隙を突かれないように、自分の意見をしっかり述べられるような文章を書けるように対策することが大事だと思います。
- 関西医科大学:テーマ型問題
大阪医科大学と同じテーマ型ですが、関西医科大学は「そのテーマについて考えを述べよ」といった問題形式です。そして字数も多いため、大阪医科大学よりも予備知識を入れることに力を入れた方がよいと思います。また、ゆっくり考えて書くほど時間の余裕が無いので、関西医科大学を受験する方は必ず時間を計って書く練習をしましょう。
- 富山大学医学部(後期):課題文読解型問題+英文問題
富山大学医学部の後期試験の小論文はかなり重いです。課題文読解型は国語の問題を解くような感覚ですので、過去問を解いて感覚をつかむとよいでしょう。
英文問題に関しては、時間制限のある中でかなりマニアックな英単語が並ぶ長文でした。なかなか厳しいところはありますが、重要で話題性のある医療用語の英単語を押さえていれば、だいたいどのような内容の英文なのか理解することができると思います。医系の長文を読み、英単語を押さえておくとよいと思います。
最後に
私の場合は、小論文の対策をしたことで小論文が解きやすくなるだけでなく、面接対策にもつながりました。医学部受験生は限られた時間の中で、数多くの科目の勉強をしなければならず、時間との戦いになりますが、頑張ってください。
※「医学部生のおすすめ勉強法」では、合格した先輩たちのおすすすめの時間の使い方を紹介しています。
- 大学受験科(高卒生対象)
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