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医学部入試の基礎知識

2022/09/13 更新

医学科入試は人気も高く、ハイレベルな戦いが続いています。ここでは医学部入試の基礎知識について解説します。

偏差値やその他の医学部入試情報は、こちらの医学部入試情報よりご覧いただけます。

全国82の大学に医学科が設置

2022年度現在、国公立大学で50大学、準大学で1大学(防衛医科大)、私立大学で31大学の合計82大学で医学科が設置されています。

国公立大学

旧帝大(7大学)
東京、京都、北海道、東北、名古屋、大阪、九州
旧制医科大(7大学)
千葉、新潟、金沢、京都府立医科、岡山、
長崎、熊本
旧医専(19大学)
札幌医科、弘前、福島県立医科、群馬、
東京医科歯科、横浜市立、信州、
名古屋市立、岐阜、三重、大阪公立(※1)、神戸、
奈良県立医科、和歌山県立医科、鳥取、
広島、山口、徳島、鹿児島
新設医大(18大学)
旭川医科、秋田、山形、筑波、富山、福井、山梨、浜松医科、滋賀医科、島根、香川、
愛媛、高知、佐賀、大分、宮崎、琉球、
防衛医科(※2)

私立大学

私立御三家(3大学)
慶應義塾、東京慈恵会医科、日本医科
旧医専(10大学)
岩手医科、順天堂、昭和、東京医科、
東京女子医科、東邦、日本(※3)、
大阪医科薬科(※4)、関西医科、久留米
新設医大(16大学)
自治医科、獨協医科、埼玉医科、北里、
杏林、帝京、東海、聖マリアンナ医科、
金沢医科、愛知医科、藤田医科、近畿、
兵庫医科、川崎医科、福岡、産業医科
2016年度新設(1大学)
東北医科薬科
2017年度新設(1大学)
国際医療福祉
  • ※1 旧大阪市立大学(2022年4月大阪府立大学と統合)
  • ※2 防衛医科大学校は文部科学省所管外の大学校
  • ※3 日本大学は専門部医学科から1942年に旧制大学医学部に昇格
  • ※4 旧大阪医科大学(2021年4月大阪薬科大学と統合)

医学科入試の受験環境と動向

医学科入学定員

医学科の入学定員は、定員増が始まる前の2007年度当時より約1,700名近く多くなっています。この間には2016・2017年度に医学部の新設もありました。なお、この定員増のうち約1千名は期限つきの臨時定員増で、いずれは定員減となります。今のところ2023年度までは現状の維持が認められています。

定員増が追い風となり、医学科の人気は2014年度までの数年間大きく上昇していました。その後は資格系人気の落ち込みや18歳人口減により、医学科志望者は減少しました。新型コロナウイルス感染症の影響でここ2年程、医学科の人気が盛り返しているものの、長期的には競争緩和に向かっています。

国公立大学

国公立大入試では、総合型選抜・学校推薦型選抜の拡大が進んでいます。総合型・学校推薦型でも一般選抜と同様に共通テスト5教科7科目の受験が必要です。共通テストの成績が基準点となっている大学もあり、医学科では高い学力が求められます。

一般選抜では後期日程廃止が続いており、前期一発勝負の様相が濃くなっています(2023年度は岐阜大が後期廃止)。

また面接が必須のほか、調査書や受験生本人が記載する志望理由書の提出を求める大学も多くあります。

※2021・2022年度入試では新型コロナウイルス感染症の影響で、直前に面接が中止となる大学がみられました。その場合は、志望理由書など提出書類の重要度が高くなるため、提出書類の作成もしっかり行いましょう。

私立大学

私立大の一般選抜は、入試は1回きりとなっている大学が多いです。共通テストの利用や2期入試を導入する大学もあり、以前に比べれば多様化が進んでいます。しかし、共通テストが利用できる大学は6割弱、2期入試を実施する大学も半数以下と他系統に比べると複線化は進んでいません。

高い入試倍率、ハイレベルな戦い

グラフは医学科一般選抜の10年間の倍率の推移です。国公立大、私立大ともに、医学科と国公立大学全体、私立大学全体とを比較しています。

国公立大(前期日程)では、2014年度以降2020年度まで志願者減少が続き、倍率も徐々に緩和してきました。国公立大全体の倍率と比較してもその差は縮まってきています。ここ2年ほど、新型コロナウイルス感染症による将来の見通しへの不安から、資格に直結する学部系統の人気が高まっており、医学科では志願者減に歯止めがかかっています。ただし、長期的視点に立てば、競争緩和が進んでいます。

私立大では2014年度入試の倍率が最も高く、その後数年間は18倍台で推移してきました。2019年度入試で大きくダウンし、その後も徐々に下がり続けています。他系統と比べ高倍率入試であることに変わりはありませんが、数年前に比べて競争が緩和している様子は明らかです。

医学科 入試倍率の推移

国公立大学

国公立大学:医学科 入試倍率の推移

私立大学

私立大学:医学科 入試倍率の推移
  • ※河合塾調べ、倍率は志願者数/合格者数
  • ※国公立大は一般選抜前期日程、私立大は一般選抜のもの

医学科入試では高い学力が求められる

国公立大学

共通テストの対策をしっかりと

医学部合格のためには、年度により若干の変動はあるものの、共通テストで85%以上の得点率が必要です。
2023年度入試も同等の得点率が求められるものと予想されますので、しっかり対策していく必要があります。

多くの国公立大学では共通テストの結果によって第一段階選抜が行われるため、共通テストで高得点を獲得しておかないと個別試験(二次試験)を受けられない場合があります。志望大学の第一段階選抜の実施状況についても必ず確認しておきましょう。

得点率の確保のためには、数学・理科の4科目中2科目は、模試でコンスタントに満点が取れるくらいに仕上げるのが理想です。また、国語や地理歴史・公民でもきちんと得点していくことが医学部受験生には必須といえます。

全統記述模試で偏差値65.0以上を目安に!

次に二次試験についてです。
多くの大学のボーダー偏差値が65.0以上、首都圏や旧帝大では偏差値67.5~70.0以上と非常に高いレベルが求められます。
そのレベルの高さから、つい難問にばかり手を出して苦しむ受験生を毎年多く見ていますが、実は難問ばかりを解いていてもこの偏差値には届きません。

大切なのは共通テストの対策をすることで基礎学力を固め、二次試験の対策はその土台を基に、標準的・典型的問題にしっかり対応できる答案作成力をつけることです。実際に合否を決めるのもこの部分の完成度が大きくかかわってきます。

また、出題傾向も大学によって異なります。例えば総合大学の医学科は、標準的な出題ながら高得点が必要な傾向があったり、逆に単科の医科大学では、問題の難易度は高めながら合格最低点は若干低めの傾向があったりします。こういった点にも気を配って到達目標を設定する必要があります。

私立大学

国公立大学に比べると、一般選抜では共通テストが必要ない分、負担が少ないといえます。
しかし、出題傾向が大学により多様で、基本問題で高得点が必要な大学、マーク式の出題、問題量が多くスピードが求められる出題、国公立大学の難関校並に難度の高い出題などさまざまです。

また国公立大学と併願する場合、私立大入試が始まる直前に共通テストがあるので、私立大学の傾向対策に時間がかけられず、模試で良い判定が出ていた大学を取りこぼすケースも散見されます。
基礎学力をしっかりと身に付け、そのうえに標準問題・典型問題に対応できる学力を積み上げるのは国公立大学と同様ですが、より大学の出題傾向にあわせた対策をとるようにしましょう。

医学科の入試方式

国公立大学

国公立大入試では募集人員の66%は前期日程となっています。入試の基本は前期日程と考えましょう。
また、近年、後期日程の募集人員は縮小傾向にあります。反対に学校推薦型の募集人員が拡大傾向です。地域や診療科による医師偏在を解消するため、出身地区や卒業後の勤務地等に制限を設けた条件つきの入試枠を学校推薦型に設置する大学が増えており、このため学校推薦型の募集人員が増加しているためです。

私立大学

私立大では学校推薦型・総合型選抜の募集人員の割合が高いですが、医学科では他の学部系統とは異なり、一般選抜(一般方式+共通テスト利用方式)の募集人員が全体の8割を占めます。

私立大医学科でも国公立大同様に、条件つき募集枠(出身地区の制限や卒業後の勤務地等に制限がある枠)の募集人員が、学校推薦型選抜を中心に実施されています。

医学科の入試科目(2023年度入試)

※入試方式・入試科目等の掲載内容については変更等の可能性もありますので、必ず各大学の学生募集要項にてご確認ください。

国公立大学

国公立大医学科では、共通テストは5教科7科目の受験が基本です。なお、理科では理科①(基礎を付した科目)では受験できません。

また二次試験科目では、前期日程は、英語・数学・理科2科目の学科試験に面接が加わる大学がほとんどです。このほかに東京大・京都大・名古屋大・山形大のように国語が課される大学もあります。

理科では大多数の大学が物理・化学・生物の3科目から2科目を選択しますが、なかには物理が必須の北海道大や、物理・化学が必須の群馬大・金沢大・名古屋市立大・愛媛大・九州大・佐賀大もあるので注意が必要です(2022年7月現在)。

後期日程では小論文または総合問題にプラスして面接を行います。医学科の小論文の内容は、英文読解や理科論述の大学もあります。また、出題テーマは医療トピックスのほか人文系・自然科学系のトピックスなどもあり、幅広い内容となっています。過去問で志望校の出題傾向を確認し、練習を積んでおきたいところです。

国公立大医学科の入試科目

大学入試共通テスト
5教科7科目(外・数2・国・理2・地or公)
個別学力検査(二次試験)

《前期日程》

  • ・学科試験(英・数・理2)+面接が基本
  • ・国語を課す大学あり
    (東京大・京都大・名古屋大・山形大)

《後期日程》

  • ・小論文 or 総合問題+面接が基本
  • ・学科試験を課す大学もあり

後期日程では小論文または総合問題にプラスして面接を行います。医学科の小論文の内容は、英文読解や理科論述の大学もあります。また、出題テーマは医療トピックスのほか人文系・自然科学系のトピックスなどもあり、幅広い内容となっています。過去問で志望校の出題傾向を確認し、練習を積んでおきたいところです。

私立大学

私立大医学科の入試科目は英語・数学・理科2科目に加え、小論文・面接がほとんどの大学で課されます。医学科志望者は小論文や面接対策を怠らないようにしましょう。

2023年度入試では、31大学中17大学の私立大医学科で共通テストを利用した入試を実施する予定です(2022年7月現在)。このうち産業医科大は共通テストが必須となっています。

私立大医学科の入試科目

一般選抜の入試科目

英・数・理2・小・面が基本形
  • ・理科は物・化・生→2科目が基本
  • ・「理科1科目のみ」「小・面を課さない」大学もあり

(参考)入試方式に特徴のある大学(2023年度入試) ※2022年度7月現在 河合塾調べ

共通テスト試験が必須
産業医科大
共通テスト利用方式を導入
東北医科薬科大、国際医療福祉大・獨協医科大・埼玉医科大・杏林大・順天堂大・帝京大・東海大・東京医科大・日本医科大・愛知医科大・藤田医科大・大阪医科薬科大・関西医科大・近畿大・福岡大
後期(II期)入試を実施※共通テスト利用入試を含む
埼玉医科大・杏林大・順天堂大・昭和大・日本医科大・聖マリアンナ医科大・金沢医科大・愛知医科大・藤田医科大・大阪医科薬科大・関西医科大・近畿大・久留米大

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