医学部合格体験記2020
気分に合わせて自習室を使い分け、
集中して勉強に取り組めた
医学部をめざした理由は何ですか?
私は人と関わることが好きで、小さい頃からたくさんの人とコミュニケーションをとれる仕事に就きたいと考えていました。また、小さい頃は病気がちだったため、入院などで病院で過ごす時間が多く、医師や看護師の方が働く姿を間近で見てきて、病院という施設で社会に貢献したいと思っていました。以上の理由から医師をめざしました。
いつ頃から医学部受験を意識した勉強を始めましたか?
高2の冬から受験を意識した勉強を始め、高3のゴールデンウィーク明けから本格的に勉強を始めました。医学部をめざすうえで、たとえば医学系の英単語を覚るなど、医学部に特化した勉強をしたことはありませんでした。
苦手科目の対策・克服はどのように行いましたか?
試験の手ごたえはいかがでしたか? また、当日印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
センター試験
私はセンター試験の目標点を840点にしていて、試験が終わった後の手ごたえはかなり良かったと思っていました。自己採点をした結果は、国語は予想より30点ほど低い159点で、合計点は814点でした。自分の感覚はまったくあてになりません。手ごたえ悪くても落ち込まないようにした方がよいと思います。
二次試験
手ごたえ的には70%合格、30%不合格という感じでした。
英語は全体の手ごたえとしては微妙でした。長文そのものは理解できましたが、問いに対する答えがちぐはぐな箇所があったり、自由英作文では100語程度の制限に対して150語近くで回答してしまったりと、よくできた感触ではありませんでした。
数学は5題中3題完答でき、他2題についても部分点は取ることができたという感覚だったので、周りの人がどうだったかはわかりませんが、総合的には良い感覚でした。
理科はいつも通り、化学→物理の順に解きました。練習では化学に時間がかかり、物理の時間が足りないこともありましたが、本番では化学で全体的にこれまでやってきた内容が多く出たように感じられ、半分程度の時間で物理に突入することができました。
物理は大問1で複雑な問題が出て出鼻をくじかれましたが、冷静に一度問題を飛ばして、大問2、3を回答してから大問1に戻るという流れで、時間をうまく使うことができました。
当日は試験室が開くのが試験開始の30分前だったので、余裕をもって1時間前に会場に着くように出発し、しばらく待合室の食堂で待っていました。医学部の他の学科の受験生の待合室も同じ食堂だったので、かなり混雑していました。昼食を取る場所は試験室でも待合室でもどちらでもよかったのですが、食堂は病院の職員の方でいっぱいだったので試験室で食べるしかありませんでした。待合室はあまり使用できないと思っていた方がよいと思います。
面接
質問の内容はほとんどの医学部の面接でも聞かれる質問なので対策はしやすかったです。受験番号が若い順から始まるというわけではないうえに、待っている間は携帯を使ったりすることができないため、時間を潰せるものを準備していくとよいと思いました。
入学する大学のどこに魅力を感じて志望しましたか。
私は旧帝大の医学部に入りたいと思っていました。なぜなら、研究が盛んで関連病院も多く保有しており、基礎研究の道に進んでも臨床の道に進んでも、医師として多様な経験を積むことができると考えたからです。 また、九州大学は家から近いので勉学に集中できる環境である点も志望した理由の一つです。
受講していた授業(コース・講座)を教えてください。
『ONE WEX医進英語』を受講していました。問題のレベルが九大の入試問題より高いので、『ONE WEX医進英語』の問題に対応できるように勉強すれば、九大の英語にも十分立ち向かえることが良い点だと思います。
河合塾でよかったところは何ですか?
自習室が良かったです。福岡校では専用ブースだけでなく、使われていない教室を開放自習室として使用できるなど、さまざまな環境で勉強できることがメリットだと思います。私は飽きっぽい性格なので長期休みなどは1日ごとに教室を変えたりしていました。
また、テキストがとても良いと思います。これからも素晴らしいテキストをお願いします。
講師やチューターにメッセージをお願いします。
自分は本当に受かるのか、とずっと不安と疑問を抱えていました。センター試験の結果もアドバンテージになるような点数は取れず、志望校を変更するか迷いましたが、「本当に行きたいと思う大学を受験した方がいい」と背中を押していただき、とても感謝しています。
医学部医学科の合格をめざす受験生へアドバイスをお願いします。
ついつい、いろいろな参考書に手を出したくなると思ますが、絶対に買った参考書を何周もする方がよいと思います。また、ずっと勉強なんてできません。必ず息抜きが必要です。私はたまに家で勉強する日を設けました。もちろん河合塾で勉強するよりも効率は悪くなりますが、私の場合は精神的にかなり落ち着くことができました。
それに加えて、良い友達を作った方が良いと思います。勉強の進捗状況や勉強以外の話題について話し合える友人がいたからこそ、自分は合格できたと思います。
チューター(進学アドバイザー)からのメッセージ
合格おめでとうございます。川﨑くんは二次の数学を苦手としていましたが、覚悟を決めて挑戦しましたね。毎日河合塾に来て努力する姿は眩しかったです。苦手を乗り越えるのは困難なことと思います。しかし、それを成し遂げた川﨑くんなら、将来どんなことがあろうとも必ず乗り越えられることでしょう。
勉強にサークルに、大学生活が素敵なものになることをお祈りしています。
坂口 嘉政・田村 結花

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