医学部生のポリクリ(臨床実習)レポート 静岡県の外病院

医学部では在学中に1年間に渡り、実際に病院の各診療科を回る臨床実習を行います。通称「ポリクリ」と呼ばれるこの実習は、どのようなことをするのでしょうか? 体験レポートを見てみましょう!

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京都大学 S.Iさん

臨床実習先はどう決まる?

京大では、春休みが終わった5回生の初めから、「ポリクリ(=臨床実習)」がスタートしました。ポリクリの実習コースは多彩で、100通り以上あります。春休みのうちにそのすべてのコースを、さまざまな病院の前情報や噂を参考にしながら、行きたい順にA~Dでランク分けして提出します。
その後、全員の行きたいコースが最適化されるようなプログラムで抽選が行われ、正式なコースが決定します。

基本的には京大病院が実習先になるのですが、超一流ブランド病院や、僻地や離島の病院など、いわゆる「外病院」と呼ばれる関連病院での実習も多数組み込まれている点が京大の特徴です。

そのような笑いあり、涙ありの抽選会を経て、私が引き当てたコースに静岡県の病院での実習がありました。それがとても充実していたので、ご紹介いたします。

静岡県での臨床実習

京都から遠く離れた地での3週間の実習に不安を覚えながら、実習開始前日に静岡入りし、宿舎を案内していただきました。研修用の宿舎を貸していただいたのですが、今暮らしている京都の下宿よりも広くて、びっくりしてしまいました。

なにもない広い宿舎に生活用品を揃える作業は、大学に入学したときの引っ越しを彷彿させ、なんだか新鮮な気分でした。1日目は一緒に派遣された3人でバタバタしているうちに過ぎ、いよいよ実習が始まりました。

実習は呼吸器内科でお世話になり、京大の40年以上先輩に当たる副院長先生に付いて、直接ご指導賜りました。
月曜日と木曜日は外来で初診の患者さんへの簡単な問診を任せられたり、毎週水曜日の午後は何十枚もの胸部X線写真の見方をマンツーマンで教えていただいたり、気管支鏡のシミュレーターを使ったトレーニングを受けたり、外科の手術を見学できるよう計らっていただいたりと、とても貴重な体験ができました。

特に日常業務の一端を任せられたことと、これから医師になったときに役に立つ知識を専門家から直接教えていただけたことは、非常に勉強になりました。

夜には、副院長先生が晩御飯に誘ってくださり、これからのキャリアのことや先生が大学生だったころの話、今の日本の話や医療制度の話など、同世代の友人や先輩たちからはなかなか聞けない深い話をする時間を十分にとっていただきました。プライベートの時間まで使っていただいた手厚いポリクリに、ただただ感謝するばかりです。

また週末にはレンタカーを借りて、一緒に実習に来ていた同級生と、熱海や清水港・沼津港・寸又峡・富士山などに足を運び、静岡県を堪能しました。 内容の濃いポリクリにくわえ、小旅行までセットにでき、本当によい3週間を過ごせました。

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