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医学部生の共用試験レポート OSCE

医学科の共用試験には、実技試験であるOSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination)と、知識を問われるCBT(Computer Based Testing)があり、この両方に合格しなければポリクリ(臨床実習)を回ることができないと定められています。

ここでは、医学部生がOSCEとCBTの様子や試験対策についてレポートします。

愛媛大学 Y.Kさん

今回は、共用試験のOSCEについてお話しします。

実施時期

共用試験は大学によって実施時期が異なり、早い大学では3回生の冬、遅い大学で4回生の2月頃に実施されます。一般的にはCBTを先に行い、その1カ月後くらいにOSCEがある大学が多いのですが、愛媛大学ではOSCEが4回生の1月28日、CBTが2月8日に行われました。(2018年度)

2019年度の新4回生からは新カリキュラムとなっているため、CBT、OSCEの実施時期が4回生の9月頃になるようです。全国的にポリクリの開始時期を早めている傾向があるので、他大学でも共用試験の実施時期が早まっている傾向があります。

試験の様子

OSCEの試験範囲は全国共通となっていて、(1)医療面接(2)頭頸部(3)胸部、全身状態とバイタルサイン(4)腹部(5)神経(6)基本的臨床手技、救急、の6つのカテゴリがあります。共用試験実施機構が公表している学習・評価項目の中から出題され、医療面接は10分、その他はそれぞれ5分の試験時間です。

各カテゴリごとに部屋が分かれていて、順々に回っていく形式です。部屋に入ると患者さんの名前と年齢、主訴、行う診察の項目が書かれた紙があり、それを読んでから模擬患者さんを相手に試験が始まります。

医療面接では、患者さんを診察室に呼ぶところから始まります。導入、良好なコミュニケーション、医学的情報を聞く、心理的・社会的情報を聞く、締めくくりと、順序だった実際の診察のような医療面接が求められます。模擬患者さんも医療面接はプロの方が来られて、本当の患者さんのような受け答えをしてくださります。臨機応変な対応が求められるのでとても難しいです。

カテゴリによっては診察項目が多く、制限時間ギリギリになったり、時間が足りなかったりすることもあります。

共用試験OSCE対策

愛媛大学では、OSCE対策の「診断学実習」という授業があります。症候学講義を受けた後に、各カテゴリごとのOSCEのデモビデオを見て、その後6人1班に分かれて練習を行います。OSCEのデモビデオでは、模範的な診察の後に誤った方法なども示してくれます。そのビデオを見ながら、先生が注意点や評価のポイントなどを教えてくださいます。

その後、病院の診察室に移動して練習を行います。各班に1人臨床医の先生が指導に付いてくださり、実臨床での注意点や、診察のコツなどを教えてくださったり、方法が合っているかを見ていただけます。

試験直前は、私の班は1週間前から自主練習を始めました。時間を決めて毎日全員で集まり、患者役と医師役を交代しながら医療面接を含めた全項目の練習を行いました。
愛媛大学では、練習用の部屋が1カ月前くらいから開放されています。聴診器以外に必要なすべての診察器具が備えられており、いつでも練習できるようになっています。早い班は約1カ月前から練習を行なっていました。

最後に

OSCEは医師として問題のあるような行為を行ったりしないように、しっかり練習して臨みましょう。ポリクリが始まってから必要な実技ばかりなので、しっかり頭に入れておきましょう。

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