HOME > 受験対策 > 医学部合格者の過去問活用法 > 私立大学対策 自治医科大に特化した対策

医学部合格者の過去問活用法 私立大学対策
自治医科大に特化した対策

北野 友里絵 さん
愛媛大学
大阪府 四天王寺高校 出身
2014年度 河合塾 天王寺校 在籍 高校グリーンコース

今回は私立大学の過去問対策についてのお話です。私立大学とは言っても、私は自治医科大学しか対策・受験していませんので、自治医科大学に特化したお話をしたいと思います。

受験した私立大学の入試の特徴

自治医科大学は私立大学ではありますが、一般的な私立大学の試験形式とは異なり、特殊であると言えます。都道府県ごとに試験が行われ、最終的に各都道府県につき2〜3人が合格します。
試験は3段階あり、1段階目が筆記試験、2段階目がその翌日に筆記試験合格者のみの一次面接試験、3段階目が一次面接試験合格者のみの二次試験(小論文・面接)です。また、試験以外にも、出願時に800字の志願理由書が必要となっています。

志望理由書について

まずは、志願理由書についてです。800字近く書く必要があり、なかなか大変かと思います。私もこの志願理由書を完成させるのにそれなりの時間がかかりました。

願書には、「自治医科大学の志望理由」と「医師をめざした理由」について述べるようにとの指定がありました。自治医科大学は卒業後に各都道府県に戻り、地域医療や僻地医療に携わることが決まっている大学ですから、地域医療や僻地医療に携わりたいということをアピールすることが求められます。
このとき、地域医療と僻地医療を混同しないように気を付けてください。この2つは似たようで違う医療です。この2つの医療の違いをインターネットなどで調べて押さえておくようにしましょう。

また、従事が決められた期間が終わっても、地元の地域医療・僻地医療に携わり続けるつもりであるということもアピールしておいた方がよいでしょう。志願理由書を書く際に、一次試験の面接を行うのは、大学関係者ではなく各都道府県の役所の方々だということも念頭に置いてください。

この志願理由書を書いたことは、国公立大学の二次試験の面接の際に、志願理由を答えるためにとても役立ちました。受験前に自分の志願理由をまとめる良い機会だと思って取り組んでください。

筆記試験について

次に、筆記試験についてです。筆記試験はセンター試験の1週間後にあるため、センター試験後に対策できる時間はとても少なくなっています。私はセンター試験が終わってすぐに過去問を解き始めましたが、5年分ほどしか解き終えることができませんでした。

センター試験直後は自己採点や受験校決定などもあり慌しい時期です。 また、センター試験前はセンター試験対策に追われることを考えても、 対策をするベストな時期は夏休みだったのではないかなと、受験を終えてから感じました。

自治医科大学の問題は、どの教科も教科書に載っているような基本的な問題がほとんどです。そのため、夏に対策しておけばセンター試験前の総復習にもなるかと思います。私も1週間しか期間はありませんでしたが、過去問を解いたうえで、教科書の例題も解きました。基礎事項を復習することで、二次試験の問題も解きやすくなりました。

英語

英語は長文読解問題のみですので、ただひたすら読むスピードの訓練をするに限ると思います。60分で長文を3問読み切り、問題も解かなければならないので、なかなか時間的に厳しいと思います。問題を解くときには、まず文章を読む前に問題に目を通し、何が問われているのかを確認し、そして読みながら問題を解いていくことをお勧めします。時間的に厳しい中で、問題を解く際に読み直している暇はありません。

数学

数学は25問の出題です。ここでも時間との勝負です。とにかく計算スピードを上げることが重要です。そして、少しでも悩んだらその問題は飛ばして次の問題にいくことです。自治医科大学ではどんなに簡単な問題も難しい問題も各1点です。簡単な問題を確実に正解することで、得点は積み重なっていくと思います。

理科

理科は2科目でまとめて試験が行われるので、時間配分が重要です。化学をいかに早く終わらせ、物理の計算に時間をまわせるかがポイントだと思います。理科においても、計算スピードを鍛える必要があるでしょう。

特殊な試験方式や地域医療・僻地医療に特化した大学であることから、他の大学とは異なる点が多く対策が難しいとは思いますが、基礎を押さえれば得点は積み重なっていきます。自治医科大学の受験を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

関連記事を読む

HOME > 受験対策 > 医学部合格者の過去問活用法 > 私立大学対策 自治医科大に特化した対策
pageTop
Copyright©Kawaijuku Educational Institution.
All rights reserved.