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2018年度医学部入試情報 2017年度医学部入試結果分析
私立大学 全体概況

※2018年度入試情報は、2018年4月入学予定者向けの情報です。
2017/06/28 掲載

2017年度医学科入試結果についてお伝えします。

私立大学 全体概況

医学部新設により入学定員は増加

2017年度の入学定員は、私立大医学科全体で156名の増員となりました<図表5>。このうち140名は国際医療福祉大の医学部新設によるものです(うち20名は留学生特別選抜枠)。ほかにも埼玉医科大で1名、順天堂大で7名、日本医科大で2名、川崎医科大で6名と計16名の入学定員増がありました。

一般入試の募集人員を方式別にみると、一般方式が100名増の2,641名、センター方式が21名増の376名となりました。新設の国際医療福祉大の募集人員は、一般方式が100名、センター方式が20名であり、一般入試の募集人員増とほぼ重なります。

<図表5>私立大医学科 入学定員の推移

年度
入試
1年次入学定員
(増減)
募集人員の内訳(増減)
一般入試 特別入試
一般方式 センター方式 推薦入試 AO入試
2017 3,633 (+156) 2,641 (+100) 376 (+21) 420 (+10) 20 (+5) 36 (+20)
2016 3,477 (+118) 2,541 (+91) 355 (+17) 410 (-10) 15 (+5) 16 (-3)
2015 3,359 (+41) 2,450 (+29) 338 (-1) 420 (+12) 10 (±0) 19 (±0)
2014 3,318 (+7) 2,421 (+11) 339 (+17) 408 (±0) 10 (±0) 19 (-5)
2013 3,311 (+16) 2,410 (-26) 322 (+29) 408 (+1) 10 (±0) 24 (±0)
2012 3,295 (+37) 2,436 (+43) 293 (+7) 407 (+2) 10 (±0) 24 (±0)
2011 3,258 (+22) 2,393 (-37) 286 (+56) 405 (+12) 10 (±0) 24 (±0)
2010 3,236 (+65) 2,430 (-4) 230 (+19) 393 (+50) 10 (±0) 24 (+3)
2009 3,171 (+271) 2,434 (+216) 211 (+38) 343 (+8) 10 (±0) 21 (+10)
2008 2,900 (+20) 2,218 (+30) 173 (-10) 335 (-23) 10 (-10) 11 (+10)
2007 2,880   2,188   183   358   20   1  
  • ※河合塾調べ
  • ※大学により非公表の募集人員があるため、1年次入学定員の数値は一般入試・特別入試の合計と一致していません

私立大医学科の志願者数は一般入試全体で前年比102%と増加しました。ただし、志願者数の増加は、国際医療福祉大の医学部新設の影響が大きく、国際医療福祉大の志願者数を除いて集計すると前年比98%と減少しています。私立大でも医学科人気は落ち着いているといえます。方式別にみると、一般方式が前年比101%、センター方式が同105%と、センター方式で増加率が高くなっています<図表6>。

<図表6>私立大医学科 一般入試の入試結果(入試方式別)

  志願者数(A) 合格者数(B) 倍率(A/B)
15年 16年 17年 16/15 17/16 15年 16年 17年 16/15 17/16 15年 16年 17年
一般
方式
78,962 81,462 82,256 103% 101% 4,491 4,853 4,776 108% 98% 17.6 16.8 17.2
セン
ター
方式
14,938 14,299 14,955 96% 105% 719 709 788 99% 111% 20.8 20.2 19.0
全体 93,900 95,761 97,211 102% 102% 5,210 5,562 5,564 107% 100% 18.0 17.2 17.5
  • ※河合塾調べ(5月23日現在、帝京大、川崎医科大を除く)

次に、私立大医学科の難易度をみていきます。<図表7>は各大学合格者の全統記述模試での平均成績を一覧にしたものです。大学により開きがあるものの、ほとんどの大学で合格者総合成績の平均が偏差値65.0を超えており、医学科合格が狭き門であることがわかります。

<図表7>私立大医学科合格者の全統記述模試における総合成績・各教科の平均偏差値

大学 総合
岩手医科 65 65 61 66
東北医科薬科 67 67 64 68
国際医療福祉 68 70 64 67
自治医科 67 68 63 66
獨協医科 64 65 60 63
埼玉医科 64 65 60 63
北里 67 67 63 67
杏林 67 68 63 67
慶應義塾 75 75 74 75
順天堂 70 71 67 69
昭和 69 69 66 68
帝京 63 64 59 63
東海 65 67 61 64
東京医科 68 68 65 69
東京慈恵会医科 72 72 69 71
東京女子医科 67 69 63 67
大学 総合
東邦 69 69 65 68
日本 66 65 63 66
日本医科 70 71 68 70
聖マリアンナ医科 65 66 62 66
金沢医科 64 63 60 64
愛知医科 65 65 62 65
藤田保健衛生 67 67 64 67
大阪医科 70 70 67 70
関西医科 69 69 66 69
近畿 67 66 64 67
兵庫医科 67 66 64 66
川崎医科 64 64 60 65
久留米 66 65 63 66
産業医科 68 68 65 68
福岡 66 67 64 66
  • ※河合塾「入試結果調査データ」より
  • ※各大学合格者の第2回・第3回全統記述模試での平均偏差値を算出しています。

国際医療福祉大の状況

新設の国際医療福祉大の状況についてみていきます。医学部の新設は、2016年度入試の東北医科薬科大に続いて2年連続となります。設置されたのは千葉県成田市で、首都圏での新設となったため注目を集めました。志願者は一般方式が募集人員100名に対して2,769人、センター方式が募集人員20名に対して624人が集まりました。

私立併願大をみると、順天堂大昭和大東邦大などとの併願者が多い結果となりました。順天堂大、昭和大とは一次試験日が3~5日ずれており、併願しやすかったことも要因と考えられます。入試難易度は、一般方式がボーダーランク1ランク(偏差値65.0)、センター方式がボーダー得点率88%となりました。首都圏の難関医学科よりやや易しいことから、2018年度入試以降も志望校の併願先として出願を考える受験生が多いと考えられます。

入試変更による影響

私立大でも入試変更により志願状況に影響が出た大学がみられました。東京慈恵会医科大の一般方式は2017年度入試の入試科目に小論文が追加されました。負担増が影響してか、一般方式の志願者は前年比89%と減少しました。また、近畿大では一般方式(後期)で二次試験を実施し、小論文と面接を課しました。小論文はもともと一次試験で課されていましたが、面接が新たに追加され、二次試験の受験が必要となりました。こちらも受験に出向くわずらわしさからか、志願者は931人(前年比85%)と減少しました。

2017年度入試で新方式を実施した大学もあります。順天堂大は一般方式(B方式)を、日本医科大は一般方式(後期)を、藤田保健衛生大はセンター方式(後期)を新規実施しました。日本医科大の一般方式(後期)では、2期入試ということもあり、募集人員18名に対して1,189人の志願者が集まり、初年度から高倍率の入試となりました。

以上、2017年度医学科入試の状況をみてきました。医学科人気は落ち着きをみせているものの、入試難易度は高く、依然として狭き門と言えます。志望校合格のために必要な学力をこの1年間で身に付けてほしいと思います。

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