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医学部入試情報2020 医学部入試結果分析2019
私立大学 全体概況

※医学部入試情報2020は、2020年4月入学予定者向けの情報です。
2019/07/03 掲載

2019年度 医学部医学科入試(私立大学)の結果についてお伝えします。

私立大学医学部医学科入試 全体概況

志願者減・合格者増にともない、倍率はダウン

私立大医学科では、これまで医学部新設などにより入学定員が増加してきましたが、2019年度入試は前年から1名の増加に留まりました<図表5>。入試方式別では、国公立大ほど大きな動きではないものの、一般入試から特別入試へと募集人員がシフトする大学が見られました。

<図表5>私立大医学科 入学定員の推移

年度 1年次入学定員
(増減)
募集人員の内訳(増減)
一般入試 特別入試
一般方式 センター方式 推薦入試 AO入試
2019 3,646 (+1) 2,641 (-23) 351 (-9) 415 (+15) 57 (+25) 37 (-2)
2018 3,645 (+12) 2,664 (+23) 360 (-16) 400 (-20) 32 (+12) 39 (+3)
2017 3,633 (+156) 2,641 (+100) 376 (+21) 420 (+10) 20 (+5) 36 (+20)
2016 3,477 (+118) 2,541 (+91) 355 (+17) 410 (-10) 15 (+5) 16 (-3)
2015 3,359 (+41) 2,450 (+29) 338 (-1) 420 (+12) 10 (±0) 19 (±0)
2014 3,318 (+7) 2,421 (+11) 339 (+17) 408 (±0) 10 (±0) 19 (-5)
2013 3,311 (+16) 2,410 (-26) 322 (+29) 408 (+1) 10 (±0) 24 (±0)
2012 3,295 (+37) 2,436 (+43) 293 (+7) 407 (+2) 10 (±0) 24 (±0)
2011 3,258 (+22) 2,393 (-37) 286 (+56) 405 (+12) 10 (±0) 24 (±0)
2010 3,236 (+65) 2,430 (-4) 230 (+19) 393 (+50) 10 (±0) 24 (+3)
2009 3,171 (+271) 2,434 (+216) 211 (+38) 343 (+8) 10 (±0) 21 (+10)
2008 2,900 (+20) 2,218 (+30) 173 (-10) 335 (-23) 10 (-10) 11 (+10)
2007 2,880 2,188 183 358 20 1
  • ※河合塾調べ
  • ※大学により非公表の募集人員があるため、1年次入学定員の数値は一般入試・特別入試の合計と一致していません

2019年度入試の私立大医学科の志願者数は、一般入試全体で前年比94%と減少しました<図表6>。入試方式別にみると、一般方式で志願者が減少した一方、センター方式では前年並みとなりました。近年、受験にあたって個別試験対策の負担が軽いセンター方式で出願校を増やす動きが見られますが、医学科も例外ではありません。

また、期別でみると、二期(後期)での志願者増が目を引きます。2019年度入試は二期(後期)入試を新規実施する大学が目立ち、志願者が集まりました。対照的に一期入試では志願者の減少が目立ち、私立大でも医学科志願者の頭数は減少したといえます。

合格者数に目を向けると、全ての入試方式で合格者は増加しました。倍率(志願者/合格者)は総じてダウンし、若干の競争緩和の様相を呈しています。

<図表6>私立大医学科 一般入試の入試結果(入試方式別)

  志願者数(A) 合格者数(B) 倍率(A/B)
17年 18年 19年 18/17 19/18 17年 18年 19年 18/17 19/18 17年 18年 19年
全体 102,458 103,541 97,144 101% 94% 5,505 5,481 6,354 100% 116% 18.6 18.9 15.3
一般
方式
88,475 87,912 81,543 99% 93% 4,793 4,808 5,566 100% 116% 18.5 18.3 14.7
センター方式 13,983 15,629 15,601 112% 100% 712 673 788 95% 117% 19.6 23.2 19.8
一期 96,323 95,613 86,659 99% 91% 5,387 5,338 6,155 99% 115% 17.9 17.9 14.1
二期 6,135 7,928 10,485 129% 132% 118 143 199 121% 139% 52.0 55.4 52.7
  • ※河合塾調べ(5月30日現在、2019年度入試結果未公表の順天堂大、東京女子医科大を除いて集計)

大学別の志願状況

大学別の動向を見ると、2019年度入試で新方式を導入した大学では、志願者が増加したところが目立ちます。日本医科大では、医学科全体で志願者前年比107%と大幅に増加しましたが、後期センター併用入試の導入の影響が大きく、既存の一般方式前期では減少しました。

センター併用方式を新規実施した関西医科大では、新方式に約600人の志願者が集まり、大学全体の志願者は前年比115%と増加しました。センター併用方式のボーダー得点率は88%、ボーダーランクは偏差値67.5と近隣の医学科と並ぶ難易度となりました。なお、関西医科大では、2020年度入試もセンター後期入試を新規実施予定であり、さらに志願者を集めると思われます。

入試日程の変更が志願動向に大きく影響した大学もあります。藤田医科大(前年比89%)、聖マリアンナ医科大(同55%)では志願者が大幅に減少しました。これらの大学は、自治医科大と入試日程が重複したため、志願者が分散したと考えられます。ただし、藤田医科大(一般入試前期)、聖マリアンナ医科大ともにボーダーランクに変動はなく前年並みの難易度を維持しています。

東京医科大では、医学科全体の志願者は前年比34%と大幅に減少しました。新聞等でも大きく取り上げられていた不適切入試の影響が大きいと考えられます。過去2年の入試において合格ラインに達したが不合格となった受験生を追加合格とし、2019年度入学を認める措置をとりました。2017年度・18年度の追加合格者からの入学は24名となり、2019年度入試受験者の入学者数は72名にとどまりました。

私立大医学科合格に必要な学力は

最後に、私立大医学科の難易度を見ていきましょう。<図表7>は、各大学合格者の全統模試での平均成績を一覧にしたものです。大学による差はあるものの、半数以上の大学で合格者の総合成績平均が偏差値65を超えています。また、各教科バランスよく高い学力が求められることがわかります。今後の学習を進めるうえでの参考にしてください。

<図表7>私立大医学科合格者の全統模試における総合成績・各教科の平均偏差値

大学 総合
岩手医科 64 63 63 64
東北医科薬科 66 64 65 66
国際医療福祉 67 68 66 66
自治医科 66 66 65 66
獨協医科 64 63 63 65
埼玉医科 63 64 61 62
北里 65 65 64 65
杏林 65 64 65 65
慶應義塾 72 70 73 72
順天堂 68 68 67 66
昭和 67 67 67 67
帝京 63 63 61 61
東海 64 64 63 63
東京医科 65 65 64 64
東京慈恵会医科 69 68 69 68
東京女子医科 65 66 64 65
大学 総合
東邦 66 66 65 66
日本 65 64 63 64
日本医科 68 67 68 68
聖マリアンナ医科 65 64 64 65
金沢医科 64 62 64 64
愛知医科 66 65 65 66
藤田医科 66 66 66 66
大阪医科 69 67 69 69
関西医科 68 67 68 68
近畿 66 65 66 66
兵庫医科 66 65 66 66
川崎医科 62 62 60 62
久留米 65 64 64 65
産業医科 66 65 66 66
福岡 65 64 64 65
  • ※河合塾「入試結果調査データ」より
  • ※各⼤学合格者の平均偏差値は全統マーク模試(第2回・第3回)、全統センター試験プレテスト、全統記述模試(第2回・第3回)の成績から算出しています
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