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2016年度医学部入試情報 2015年度医学部入試結果分析
国公立大学 前期

※2016年度入試情報は、2016年4月入学予定者向けの情報です。
2015/07/01 掲載

2015年度医学科入試結果についてお伝えします。

国公立大学 前期日程における地区別概要

地区別に特徴的な動きがあった大学を見ていきましょう。

北海道・東北地区

北海道大は、理科の必要科目数が3→2科目となり模試では人気でしたが、前年比88%と1割弱の志願者減少となりました。しかし、成績上位層では志願者が増加していること、二次試験理科の科目数が減ったことなどから、二次ランクは1ランクアップの0ランク(偏差値67.5)となりました。

2008年度入試から年々志願者が増加してきた弘前大は、一般枠と青森県定着枠あわせて前年比95%とやや減少しました。

秋田大は、ここ数年、前年の志願者増減の反動で翌年逆の動きを見せる「隔年現象」が続いています。今年は前年比64%と志願者が大きく減少し、二次ランクは1ランクダウンの2ランク(偏差値62.5)となりました。

山形大は、新規に地域枠を実施しました。昨年から前期日程全体の募集人員は変わっていませんが、志願者は前年比50%と半減して2年連続の減少となり、二次ランクは1ランクダウンの2ランク(偏差値62.5)となりました。

関東・甲信越地区

筑波大は前年比86%と志願者を減らしました。2015年度入試は、第1段階選抜の実施予告倍率を4→5倍に引き上げたほか、地域枠を増員し募集人員を全国枠と茨城県枠あわせて15名で実施しましたが、志願者は一般枠、地域枠ともに減少となりました。

千葉大は、前年比108%と昨年に続き志願者が増加しました。センター試験:二次試験の配点比が900:1000→450:1000と変更され、二次試験での挽回可能性が高まったことも一因でしょう。

昨年志願者が増加した新潟大は、隔年現象により前年比71%と3割近く志願者が減少しました。二次ランクは1ランクダウンの1ランク(偏差値65.0)となりました。

信州大は、前年比90%と志願者を減らしました。後期日程からの移行により募集人員が55→85名と増加したものの、昨年の志願者増の反動に加えて、2段階選抜の新規導入と二次試験で理科(化学)が追加されたことが要因となり、受験生が敬遠したものと思われます。

東海・北陸地区

名古屋大は、前年比102%と志願者が増加しました。導入3年目となる第1段階選抜の実施予告倍率を3→3.5倍へ引き上げた影響で出願時のハードルが若干下がったことが一因と考えられます。

一方、昨年2段階選抜を導入し大幅な志願者減となった岐阜大は、前年比77%とさらに減少。倍率(志願/合格)は12.6→9.2倍となりました。
三重大も前年比64%と大幅に減少、いずれも2年連続の減少となりました。

そのほかの大学では浜松医科大を除きいずれも志願者が減少しており、その多くは昨年志願者が増加した反動によるものです。特に、富山大は前年比46%と5割以上の大幅な減少となり、倍率(志願/合格)も5.8→2.7倍と大きく下降しました。二次ランクは1ランクダウンの1ランク(偏差値65.0)となりました。

近畿地区

この地区では全体的に難化した大学が目立ちます。

滋賀医科大は、昨年の志願者減の反動から前年比148%と大幅に増加しました。ボーダー得点率は3%アップの87%、二次ランクは1ランクアップの0ランク(偏差値67.5)となりました。

奈良県立医科大は、二次試験理科の科目数が1科目と医学科の中では負担が軽いためか、前年比116%と志願者が増加。二次ランクは1ランクアップの0ランク(偏差値67.5)となりました。

北海道大と同様、理科の必要科目数が3→2科目となり注目された京都大は、前年比101%と前年並みの志願者数でした。しかし、成績上位層の志願者が増えたこと、二次試験理科の科目数減により、ボーダー得点率は2%アップの92%、二次ランクは1ランクアップのM1ランク(偏差値72.5)となりました。

昨年志願者が増加した大阪大は、前年比90%と2015年度入試は減少に転じました。ただし、志願者の減少はボーダー以下の層で、成績上位層では志願者が増加しているため、二次ランクは1ランクアップのM1ランク(偏差値72.5)となりました。これにより2015年度入試では東京大に加え、最難関であるM1ランク(偏差値72.5)の大学が合計3大学に増加しました。

中国・四国地区

この地区は他地区に比べて、志願者が前年よりも増加した大学が多くありました。

昨年志願者を大きく減らした反動で島根大は前年比140%、徳島大が同226%と倍以上の増加となったほか、愛媛大は同144%となり倍率(志願/合格)が6.9→9.7倍にアップ、高知大は同125%と増加率が高かくなりました。 一方、昨年志願者増となった反動もあり、鳥取大が前年比84%、広島大は同90%となりました。

また、岡山大は新規にAO入試で国際バカロレア入試を実施するのに伴い募集人員を3名減としましたが、志願者の前年比は100%と前年並みでした。 一方、昨年志願者が増えた山口大は、前年比138%と2年連続の増加となりました。2015年度入試は募集人員を8名増員して52→60名となり、間口が広がったことが受験生の好感を得たようです。

九州地区

九州大は、全国で唯一理科の必要科目数が3科目となっており模試では志望者を減らしていましたが、志願者は前年比102%と微増しました。昨年志願者の減少に伴い倍率がダウンしたこと、入試難易度も1ランクダウンするなど競争率が緩和されたことが増加した要因と見られます。

また、ここ2年志願者が増加していた佐賀大は、2015年度入試では前年比84%と志願者減少に転じました。
大分大は、昨年志願者が大幅に増加した反動で前年比90%の減少となりました。

ここ数年隔年現象が続いている長崎大は、2015年度入試では前年比124%と昨年に引き続き志願者が増加しました。
また、熊本大はここ2年連続で志願者を減らしていましたが、前年比125%と2015年度入試は志願者増に転じました。

両大学で志願者増となった背景には、鹿児島大の入試変更があると見られます。鹿児島大は2015年度入試から2段階選抜を新規に導入し、二次試験理科の科目数を1→2科目に変更しました。その結果、受験生に敬遠され志願者数は前年比51%とほぼ半減しました。

2015年度 国公立大学医学部 入試結果一覧(前期日程)

北海道・東北

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
旭川
医科
40 40   450 355 79% 11.0 8.7 86 85 -1 65.0 67.5 +2.5
札幌
医科
(一
般枠)
20 20   85 101 96% 6.3 5.9 83 86 +3 65.0 65.0  
札幌
医科
(北
海道
医療
枠)
55 55   391 357 84 87 +3 65.0 65.0  
北海道 97 97   337 295 88% 3.3 2.9 86 88 +2 65.0 67.5 +2.5
弘前
(一
般枠)
50 50   938 889 95% 13.4 13.7 83 84 +1 67.5 67.5  
弘前
(青
森県
定着
枠)
20 15 -5 82 82   65.0 65.0  
東北 120 120   419 447 107% 3.4 3.6 86 87 +1 67.5 67.5  
秋田 55 55   341 218 64% 6.2 4.0 86 85 -1 65.0 62.5 -2.5
山形
(一
般枠)
90 82 -8 545 274 50% 6.1 3.0 86 85 -1 65.0 62.5 -2.5
山形
(地
域枠)
8 +8 82   62.5  
福島
県立
医科
(一
般枠)
47 47   346 335 95% 6.8 6.1 83 83   65.0 65.0  
福島
県立
医科
(地
域枠)
20 20   158 145 83 83   65.0 65.0  

関東・甲信越

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
筑波 63 63   319 281 86% 4.8 3.9 87 88 +1 67.5 67.5  
筑波
(地
域枠
-全
国・
茨城)
9 15 +6 42 29 86 87 +1 67.5 67.5  
群馬
(一般
枠)
64 64   284 279 98% 3.7 3.7 84 85 +1 65.0 65.0  
群馬
(地
域医
療枠)
9 9   86 85 -1 65.0 65.0  
千葉 97 97   327 352 108% 3.2 3.4 88 88   70.0 70.0  
東京 100 100   509 481 94% 5.1 4.8 91 93 +2 72.5 72.5  
東京
医科
歯科
82 82   388 388 100% 4.3 4.2 90 91 +1 70.0 70.0  
横浜
市立
(一
般枠)
60 60   377 324 86% 4.1 3.4 88 88   67.5 67.5  
横浜
市立
(地
域医
療枠)
25 25   88 88   67.5 67.5  
横浜
市立
(神
奈川
県指
定診
療科
枠)
5 5   88 88   67.5 67.5  
新潟 85 85   403 285 71% 4.6 3.3 89 89   67.5 65.0 -2.5
信州 55 85 +30 849 763 90% 14.6 8.9 86 86   65.0 65.0  

東海・北陸

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
富山 60 60   356 164 46% 5.8 2.7 84 84   67.5 65.0 -2.5
金沢 85 85   422 297 70% 5.0 3.5 85 86 +1 65.0 65.0  
福井 55 55   316 218 69% 5.6 3.8 85 85   65.0 65.0  
岐阜 32 32   415 321 77% 12.6 9.2 88 86 -2 67.5 67.5  
浜松
医科
75 75   449 472 105% 6.0 6.3 85 85   65.0 65.0  
名古屋 90 90   245 249 102% 2.6 2.7 89 90 +1 67.5 67.5  
名古
屋市
70 70   484 467 96% 6.8 6.5 87 87   67.5 67.5  
三重
(一
般枠)
70 70   414 267 64% 5.4 3.5 88 87 -1 67.5 67.5  
三重
(三
重県
地域
医療
枠)
5 5   86 86   65.0 65.0  

近畿

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
滋賀
医科
75 75   357 529 148% 4.8 6.9 84 87 +3 65.0 67.5 +2.5
京都 107 107   326 328 101% 2.9 3.0 90 92 +2 70.0 72.5 +2.5
京都
府立
医科
100 100   414 352 85% 4.1 3.5 87 89 +2 67.5 70.0 +2.5
大阪 85 85   253 227 90% 3.0 2.6 90 91 +1 70.0 72.5 +2.5
大阪
市立
(一
般枠)
80 80   335 308 92% 3.6 3.2 90 90   67.5 67.5  
大阪
市立
(地
域医
療枠)
10 10   90 90   67.5 67.5  
大阪
市立
(大
阪府
指定
医療
枠)
2 5 +3 90 90   67.5 67.5  
神戸 77 77   283 280 99% 3.7 3.6 89 89   67.5 67.5  
奈良
県立
医科
22 22   263 304 116% 12.0 13.8 89 89   65.0 67.5 +2.5
和歌
山県
立医
科(
一般
枠)
64 64   198 248 114% 3.4 3.5 86 86   65.0 67.5 +2.5
和歌
山県
立医
科(
県民
医療
枠)
15 15   72 61 85 83 -2 65.0 62.5 -2.5

中・四国

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
鳥取
(一
般枠)
43 43   553 462 84% 8.5 7.1 85 85   65.0 65.0  
鳥取
(地
域枠)
22 22   85 85   65.0 65.0  
島根
(一
般枠)
55 55   398 559 140% 6.4 8.1 84 85 +1 65.0 65.0  
島根
(県
内定
着枠)
7 7   82 86 +4 65.0 65.0  
岡山 103 100 -3 316 315 100% 3.1 3.1 88 89 +1 67.5 67.5  
広島 75 75   732 659 90% 9.4 8.7 86 88 +2 67.5 67.5  
山口 52 60 +8 409 564 138% 7.9 9.4 86 86   67.5 67.5  
徳島 72 72   260 588 226% 3.6 8.1 88 89 +1 65.0 65.0  
香川
(一
般枠)
50 50   284 356 125% 4.7 6.0 87 86 -1 65.0 65.0  
香川
(地
域医
療推
進枠)
9 9   87 86 -1 65.0 65.0  
愛媛 40 40   277 398 144% 6.9 9.7 83 85 +2 65.0 65.0  
高知
(一
般枠)
55 55   225 330 125% 5.1 6.5 84 86 +2 65.0 65.0  
高知
(地
域枠)
10 10   121 101 84 84   65.0 65.0  

九州・沖縄

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
九州 111 111   372 379 102% 3.4 3.4 87 89 +2 67.5 67.5  
佐賀 50 50   307 258 84% 6.1 5.2 85 85   65.0 65.0  
長崎 76 76   398 494 124% 4.7 6.3 86 87 +1 67.5 67.5  
熊本 80 80   428 533 125% 5.3 6.6 85 85   67.5 67.5  
大分 65 65   335 302 90% 5.1 4.4 84 85 +1 65.0 65.0  
宮崎 50 50   394 338 86% 6.2 5.5 85 84 -1 65.0 65.0  
鹿児島 67 67   583 300 51% 8.7 4.4 85 86 +1 65.0 65.0  
琉球 70 70   417 373 89% 6.0 5.3 86 85 -1 65.0 65.0  

前期日程計

大学名 募集人員 志願者数 倍率
(志願/合格)
ボーダー得点率 二次偏差値
14年 15年 増減 14年 15年 前年比 14年 15年 14年 15年 変化 14年 15年 変化
前期
日程
3,609 3,648 +39 19,919 18,999 95% 5.4 5.1 86.2 86.6 +0.4      
  • ※一般枠と地域枠については合計数で前年比、倍率を表示

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